2016年12月30日金曜日

These Days (Bon Jovi)

今年の〆はBon Joviの(私的に)最高傑作で!


 年の瀬になると誰もが1年を振り返るものですが、こういう時、私の場合大抵悪いことばかりを思い出して「一人反省会」になっていきます。笑
 それでなくても、一年が終わる、区切りをつけるということに対して、何かしらノスタルジックな感情に浸るということは少なからず誰にでもあることではないでしょうか?

 この曲も、一見暗くネガティブな印象を受けるリリックが続きますが、その全ては最後のサビを叫ぶためだけにあると思っています。
 美しいメロディーに婉曲的な表現で組み立てられた歌詞は、自分が1年間でしでかした数々の失敗や挫折、先の見えない不安、様々な情緒を掻き立てますが、最後の彼の叫びは、弱音を出し切った心に火をつけてくれる。そんな「魂の一曲」です。




(verse1)
I was walking around, just a face in the crowd
Trying to keep myself out of the rain
Saw a vagabond king wear a Styrofoam crown
Wondered if I might end up the same
There's a man out on the corner
Singing old songs about change
Everybody got their cross to bare, these days

人波に埋もれて彷徨っていたんだ
面倒なことからもずっと逃げてきた
発泡スチロールの王冠を冠ったゴロツキをみて
自分の行き着く先も同じなのかななんて思ったよ
街角では男が古い歌を歌っていて
「変わること」とは何かを説いている
今時さ、誰だって苦難を背負って生きているんだよな

She came looking for some shelter with a suitcase full of dreams
To a motel room on the boulevard
Guess she's trying to be James=Dean
She's seen all the disciples and all the "wannabes"
No one wants to be themselves these days
Still there's nothing to hold on to but these days

夢いっぱいのトランクを抱えた少女が
居場所を探して大通りのモーテルにやってきた
目標はジェームズ・ディーンってところか
挫折していった同志を散々見てきたのに
誰一人「自分らしさ」と向き合おうとしない
かといってこんな日々以外にすがりつける何かもない


(chorus)
These days, the stars seem out of reach
These days, there ain't a ladder on these streets
These days, are fast, nothing lasts in this graceless age
There ain't nobody left but us these days

最近じゃ
憧れは随分と遠くなってしまった
這い上がるチャンスも転がっちゃいない
この目紛しく回る無節操な時代に永遠なんてない
こんな日々に
俺たちだけが取り残されてしまったんだよ


(verse2)
Jimmy=Shoes* busted both his legs, trying to learn to fly
From a second story window, he just jumped and closed his eyes
His momma said he was crazy, he said, momma, I've got to try
Don't you know that all my heroes died
And I guess I'd rather die than fade away

ジミー*は子供の頃両足を折ったことがある
空を飛ぼうと目を閉じて2階の窓から飛び降りたらしい
そんな彼を見て「馬鹿げている」と言った母親に
彼は「やってみなきゃわからないだろう」と言ったんだ
俺のヒーローたちもみんなそうやって死んで行った
俺だって、フェードアウトするくらいなら死んだ方がマシさ


(chorus)
These days, the stars seem out of reach
But these days, there ain't a ladder on these streets
These days are fast, nothing lasts in this graceless age
Even innocence has caught the midnight train
And there ain't nobody left but us these days

最近じゃ
憧れは随分と遠くなってしまった
這い上がるチャンスも転がっちゃいない
この目紛しい無節操な時代に永遠なんてない
純情すら夜汽車に乗って何処かへ行ってしまった
こんな日々に
俺たちだけが取り残されてしまったんだよ


(bridge)
I know Rome's still burning
Though the times have changed
This world keeps turning round and round and round and round,
These days

栄光の陽はまだ燃えているぜ
時代は変わってしまったけれど
この世界は変わらずずっとずっとずっと
今日も回り続けるんだ


(chorus)
These days, the stars seem out of reach
But these days, there ain't a ladder on these streets
These days are fast, nothing lasts in this graceless age
Even innocence has caught the midnight train
And there ain't nobody left but us these days

最近じゃ
憧れは随分と遠くなってしまった
這い上がるチャンスも転がっちゃいない
この目紛しい無節操な時代に永遠なんてない
純情すら夜汽車に乗って何処かへ行ってしまった
こんな日々に
俺たちだけが取り残されてしまったんだよ

These days, the stars seem out of reach
These days, there ain't a ladder on these streets
These days, are fast, nothing lasts
There ain't no time to waste
There ain't nobody left to take the blame
There ain't nobody left but us these days

憧れは随分と遠くなってしまった
這い上がるチャンスも転がっちゃいない
目紛しく回る日々には何も残らない
無駄にできる時間なんてないんだ
誰かのせいにできる逃げ場も言い訳もない
俺たち自身で闘っていくしかないんだ


*Jimmy=Shoes:偉大な音楽プロデューサー"Jimmy=Iovine"のニックネーム



今年もありがとうございました。

 今年はいい意味で、仕事にプライベートに変化の多かった1年間でした。
 その最たるものとして、ひねくれたアンチリア充な解釈しかできなかった私に大切な恋人ができて、なんだかちょっと前向きな解釈・訳ができるようになってきちゃったりなんかもしちゃって。笑

 一方このブログの更新は…
 月1にも満たないじゃねぇかよ!と猛反省しております。泣

 それでも幸せこの上ないことに、応援のメッセージやリクエストをたくさんいただき、多くの皆様に支えられ、こんなブログですが、地味に続けることができています。
 来年もマイペースに気の赴くまま、たくさんの曲と向き合って、素敵な「洋楽ひとり旅」を皆様にお付き合いいただければ幸いです。
 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 それでは皆様、素敵な年越しをお過ごしくださいませ。

2016年12月28日水曜日

I Just Call To Say I Love You (Stevie Wonder)

師走に一欠片の休息を


 ご無沙汰しています。
 開き直って「時間のあるときにぼちぼち書けばいいや」なんて思っていたら、2016年が終わろうとしていました。笑
 こういう古い曲を聴いていると、たまにはゆったりと、シンプルで直球で純粋な気持ちで過ごす時間も必要かな、なんて思ったりもします。

 今年の最後にとっておきの一曲をご紹介する前に、久々の投稿でリハビリを兼ねて、どうにも煮え切らない親愛なるチキン野郎へ「ごちゃごちゃ言ってねぇで男になれよ!」ということで、この一曲を。笑




(verse1)
No New Year's Day to celebrate
No chocolate covered candy hearts to give away
No first spring
No song to sing
In fact here's just another ordinary day

お正月のお祝いも
バレンタインデーも
春の芽生える3月も
聴かせる歌も用意してないし
本当はなんてことない、ありふれた1日なんだ

No April rain
No flowers bloom
No wedding Saturday within the month of June
But what it is, is something true
Made up of these three words that I must say to you

桜を散らしてしまう雨も
花でいっぱいの5月も
週末に見かけた素敵なジューンブライドも
本当はね、そんなことどうだっていいんだ
本当の要件は、単語3つで済むんだよ


(chorus)
I just call to say I love you
I just call to say how much I care
I just call to say I love you
And I meant from the bottom my heart

電話をしたのは
"I love you."って言いたかっただけなんだ
きっかけなんてどうでもよくて
心の底から溢れるこの想いを、伝えたかっただけさ


(verse2)
No summer's high
No warm July
No harvest moon to light one tender August night
No autumn breeze
No falling leaves
Not even time for birds to fly to southern skies

夏の高揚感も
ぽかぽか陽気の7月も
8月の中秋の名月も
秋の冷たい風も
落ちてゆく葉っぱたちも
渡り鳥の旅立ちも

No Libra sun
No Halloween
No giving thanks to all the Christmas joy you bring
But what it is, though old so new
To fill your heart like no three words could ever do

天秤座がツいてる9月も
ハロウィンの「Trick or treat」も
クリスマスのお祝いも
本当はね、そんなことどうだっていいんだ
君の心に、この3つの単語を届けたい

(chorus)x2
I just call to say I love you
I just call to say how much I care
I just call to say I love you
And I meant from the bottom my heart

電話をしたのは
"I love you."って言いたかっただけなんだ
きっかけなんてどうでもよくて
心の底から溢れるこの想いを、伝えたかっただけさ


男=単純と書いてバカと読む。笑


 気になる子がいて、なんとかしてお近づきになりたいなぁと思って、とりあえず何か理由・用事をつけて連絡する。ついでに思い出したかのように食事やデートなんかに誘ってみたり。
 自分にも思い当たる節があるだけに、ちょっと恥ずかしくなってしまします。笑

 この一曲は、そんなチキンな我々男性陣の本心、一番伝えたくて伝えられないところを代弁してくれています。
 でもこの曲を聴いて気分を悪くする人ってなかなかいませんよね?
 つまり、そんなバレバレの回りくどいことなんてしてせず、気持ちは素直に伝えた方がいいのではないか、無駄なカッコつけは、むしろかっこ悪いのではないかという答えにたどり着いてしまうわけです。

 しかし頭ではわかっていても実際にはできないのが我々チキン男、
 ああ悲しきかな、これが男の生きる道…泣

2016年11月13日日曜日

Go West (Pet Shop Boys, Village People)

この曲、意外と深いじゃないか…


 この曲は非常にメジャーで、昨今のスポーツシーンやイベントでよく使われています。
 私にとっては"ジャイアンツ時代の清水選手の入場ソング"というイメージ(世代がバレますね笑)ですので、いつもの独断と偏見で、オリジナルのVillage People版ではなく、Pet Shop Boys版をメインにご紹介します。(解釈に必要不可欠なVillage People版も一緒に掲載します)

 訳自体はいたってシンプルに簡単に片付くのですが、「west」というワードに焦点を当てて考えると以外に深く、ちょっぴりデリケートなところまで考えなければなりません。
 ということで今回は、本気を出して踏み込んだ解釈をしてみます。
 ちょっと長いですが、お付き合いください。
(植民地時代・同性愛・東西社会に関するワンサイドな解釈を含みますが、特定の思想・概念を私が発信する意図はありません。くれぐれもご承知おきください。)

 「簡単でしょ笑」なんて飄々とリクエストをかましてくれた人生の大先輩ですが、今考えると完全に、これは老師の小さな意地悪(笑)と、忙しさに最近自分を見失い気味な私への心遣いでしょうね。

(馴染みの深いPet Shop Boys版)


(オリジナルVillage People版)



【verse1】
(Together)We will go our way
(Together)We will leave some day
(Together)Your hand in my hand
(Together)We will make our plans

(共に行こう)自分の道を進むんだ
(共に行こう)いつか旅立ちの時が来る
(共に行こう)さあ、僕の手を取って
(共に行こう)未来を描こうじゃないか

(Together)We will fly so high
(Together)Tell all our friends good-bye
(Together)We will start life new
(Together)This is what we do

(共に行こう)どこまでだって飛べるさ
(共に行こう)友達にはしばしの別れだね
(共に行こう)新しい人生の始まりだ
(共に行こう)これが僕らの進む道だ


【chorus】
(Go West)Life is peaceful there
(Go West)In the open air
(Go West)Where the skies are blue
(Go West)This is what we're gonna do

(理想郷を目指そう)安らかな日々が待っている
(理想郷を目指そう)自由な空気に包まれて
(理想郷を目指そう)青い空が広がっているんだ
(理想郷を目指そう)それが僕らの進む道だ


【verse2】
(Together)We will love the beach
(Together)We will learn and teach
(Together)Change our pace of life
(Together)We will work and strive

(共に行こう)海辺の暮らしもいいね
(共に行こう)毎日が新鮮な日々さ
(共に行こう)自分の速度で歩むんだ
(共に行こう)コツコツと積み重ねていく日々を

(I love you)I know you love me
(I want you)How could I disagree
(So that's why)I make no protest
(When you say)You will do the rest

(君を愛してる)わかってるよ、君も僕を愛してる
(君が欲しい)この気持ちには逆らえない
(それでいいのさ)君が疲れて立ち止まっても
(そんな時も)僕は君を見守るよ


【chorus】
(Go West)Life is peaceful there
(Go West)In the open air
(Go West)Baby you and me
(Go West)This is our destiny

(理想郷を目指そう)安らかな日々が待っている
(理想郷を目指そう)自由な空気に包まれて
(理想郷を目指そう)一緒に歩むんだ
(理想郷を目指そう)これが僕らの運命さ

(Go West)Sun in wintertime
(Go West)We will do just fine
(Go West)Where the skies are blue
(Go West, this is what we're gonna do)

(理想郷を目指そう)寒い冬も陽はさすよ
(理想郷を目指そう)うまくいくさ
(理想郷を目指そう)青い空が広がって
(理想郷を目指そう、それが僕らの進む道だ)


【bridge】
There where the air is free
We'll be (We'll be) what we want to be
Now if we make a stand
We'll find (We'll find) our promised land

自由な空気に包まれて
ありのまま、在りたい姿で居られるさ
立ち上がることさえできれば
きっと約束の地にたどり着ける


【verse3】
(I know that)There are many ways
(To live there)In the sun or shade
(Together)We will find the place
(To settle)Where there's so much space

(わかってるよ)いろんな生き方があって
(生きていくには)日向の道も日陰の道もある
(共に行こう)きっと見つかるさ
(心落ち着く)のびのびと過ごせる場所が

(Without rush)And the pace back east
(The hustling)Rustling just to feed
(I know I'm)Ready to leave, too
(So that what)We are gonna do

(焦る必要なんてないよ)来た道を戻ってみたりさ
(情熱を失くさずに)質素に暮らしていけばいい
(どうやらそろそろだね)僕も旅立つ準備はできたよ
(これこそが)僕らの進む道だ


【chorus】x3
(What we're gonna do is...)
(Go West)Life is peaceful there
(Go West)Yeah, in the open air
(Go West)Where the skies are blue
(Go West)This is what we're gonna do
(僕らの進む道は…)

(理想郷を目指して)安らかな日々が待っている
(理想郷を目指して)自由な空気に包まれて
(理想郷を目指して)青い空が広がっているんだ
(理想郷を目指して)それが僕らの進む道だ


(Life is peaceful there)
Go West(In the open air)
Go West(Baby you and me)
Go West(This is our destiny)

(安らかな日々を送ろう)
理想郷へ行くんだ(自由な空気に包まれて)
理想郷へ行くんだ(僕ら一緒に)
理想郷へ行くんだ(これが僕らの運命さ)


(Go West)Sun in wintertime
(Go West)We will feel just fine
(Go West)Where the skies are blue
(Go West)This is what we're gonna do

(理想郷を目指そう)寒い冬も陽はさすよ
(理想郷を目指そう)うまくいくさ
(理想郷を目指そう)青い空が広がって
(理想郷を目指そう)それが僕らの進む道だ



「West(西)= 理想郷?」

お気づきの通り、「Go West」というフレーズにお得意のスーパー意訳タイム(笑)が発動しています。
 「West = 理想郷」と訳した理由?しっくりくるからです。それだけです。笑
 ただそれではあまりに乱暴ですので、その理由に関して、グーグル先生に教えてもらった知識をフル動員して3つの観点から考えてみたいと思います。

1.西部開拓時代のテーマ
 「Go West」というフレーズは、19世紀の政治家ホレス・グリーリー(自由共和党の創設者)の「Go west, young man.(若者よ、西へ行け)」という言葉がルーツになっているようです。
 基本的に、故郷を捨て未開の地を「開拓」に行く人々のほとんどは低所得だったり、社会に馴染めなかったり、いわゆる「社会の枠組みから弾かれた人々」だったことは想像に難くありません。(もちろんそうでない人も多かったでしょうが)
 「自分に合った暮らしを求めて」「退屈した日々を打開するため」「一攫千金を目指して」などなど、様々な思いを胸に、未開の地に夢を見、人生をかけて開拓をしていった人々にとって、「我々の進む先には希望がある」と信じること、信じられる何かがあることは、必要不可欠であったことでしょう。
 彼らにとって、「West = 理想郷」であることは、生きるための必然だったのです。

2.同性愛者解放運動のユートピア
 西遊記において、玄奘三蔵法師一行はシルクロードをガンダーラ目指して西へ旅をしました。
 この曲が作られた1970年代のアメリカの同性愛者の大きな流れとして、西部のサンフランシスコがゲイ解放のユートピアとされていたようです。(現代日本の新宿二丁目や堂山あたりがそれに近いかもしれませんね。)
 実際に、オリジナルの生みの親「Village People」のメンバーはほとんどがゲイで、この曲のマーケティング戦略としても、ゲイマーケットをターゲットに、ゲイイメージを表面に出した前衛的なものだったようです。
 時代的に考えても、社会的に圧倒的マイノリティであった彼らにとって、希望の光となる場所を、自由を勝ち取って来た自国の歴史と重ね合わせて西部のサンフランシスコとし「Go West」と称えることに、なんら違和感を感じません。

3.米ソ(東西社会)の対立
 1970年代は、いわゆる冷戦の真っ只中です。
 この解釈に関しては、言わずともMVを見れば一目瞭然ですね。
 (ヒント)
  ・赤いベレー帽をかぶり行進する集団
  ・「鎌と槌」のネオンサイン
  ・自由の女神像
 「自由の国、西側に来いよ」という政治的な意図が丸出しです。

 ご納得いただけましたでしょうか?
 私ごとではありますが、今月末に「East」への転勤が決まりました。
 「忙しいわー」と地獄のミサワばりにドヤ顔をすることが生きがいの私にとっては栄転ですが、東京を離れることは実に寂しく、新天地でうまくやっていけるか不安に思うことばかり。そんなエモい気持ちとは関係なく仕事はどんどんやりがいと責任が大きくなって、ちょっぴり気持ちが張りつめていた最近でしたが、人生の大先輩たる老師のリクエストでこの曲と向き合ってみて、心がすっと軽くなった気がします。
 方角的には真逆ですが、「Go West」の精神で一丁やってやろうと思います!

 歴代最長となってしまった本記事でしたが、最後までお付き合いいただいた皆様、いつも本当にありがとうございます。
 溜まったリクエストたちも、自分のペースで(笑)コツコツ料理していきますので、今後ともよろしくお願い致します。

2016年10月27日木曜日

Fireflies (Owl City)

たまにはちょっと考える一曲を


 あんまり単純で簡単な曲ばかり訳していてちょっと考察をサボり気味でしたが、丁度いいところにリクエストいただいた曲を訳してみました。笑
 抽象的でファンタジックなこの曲が持つ世界観は、あまり気張って解釈しようとすると色気がなくなってしまうので、訳自体には遊びをもたせました。

 時間が止まればいいのに。
 一番素敵な時間がずっと続けばいいのに。
 そんな子供のような心の声が聞こえてくるようです。



(verse1)
You would not believe your eyes
If ten million fireflies
Lit up the world as I fell asleep
'Cause they'd fill the open air
And leave tear drops everywhere
You'd think me rude
But I would just stand and stare

きっと目を疑うよ
僕の夢の中の世界はね
数え切れないほどのホタルで満ちているんだ
空いっぱいに広がって
光の足跡が涙の雫のように満たしていくんだ
バカみたいに見えるかもしれないけれど
僕はただそこに立って見つめているんだ


(chorus)
I'd like to make myself believe
That planet Earth turns slowly
It's hard to to say that I'd rather stay awake when I'm asleep
'Cause everything is never as it seems

信じていたいのさ
この地球はゆっくりと回っているって
なんて言ったらいいのかな、眠っている時も起きていたいんだ
だってそこで見る景色は全てが新鮮だから


(verse2)
'Cause I get a thousand hugs
From ten thousand lightning bugs
As they tried to teach me how to dance
A foxtrot above my head
A sock hop beneath my bed
The disco ball is just hanging by a thread
(Thread, thread...)

数え切れないほどのホタルの光に抱かれて
枕の上では社交ダンス
ベッドの下ではカジュアルなダンス
僕に踊り方を教えようってのかい?
ミラーボールは今にも落ちてきそうだよ


(chorus)
I'd like to make myself believe
That planet Earth turns slowly
It's hard to to say that I'd rather stay awake when I'm asleep
'Cause everything is never as it seems
(When I fall asleep)

信じていたいのさ
この地球はゆっくりと回っているって
なんて言ったらいいのかな、眠っている時も起きていたいんだ
だってそこで見る景色は全てが新鮮だから


(bridge)
Leave my door open just a crack
(Please take me away from here)
'Cause I feel like such an insomniac
(Please take me away from here)
Why do I tire of counting sheep?
(Please take me away from here)
When I'm far too tired to fall asleep
(Ha-ha)

ドアをちょっとだけ開けておくからさ
僕をここから連れ去ってよ
だってどうしても眠れないんだ
眠ろうと羊を数え疲れるなんて馬鹿げてる
眠ることもできないくらいに疲れちゃったよ


(verse3)
To ten million fireflies
I'm weird 'cause I hate goodbyes
I got misty eyes as they said farewell
(Said farewell)
But I'll know where several are
If my dreams get real bizarre
'Cause I saved a few and I keep them in a jar
(Jar, jar, jar...)

この無数のホタルたちに
しがみついている僕は変わり者だね
「さよなら」を告げられるたびに涙が溢れるよ
(さよならを告げるたびにもね)
でもこの夢が終わって奇妙な現実に引き戻されても
僕はこの光を見失うことはないよ
ほら、瓶の中にいくつか取っておいたんだ


(chorus)x2
I'd like to make myself believe
That planet Earth turns slowly
It's hard to to say that I'd rather stay awake when I'm asleep
'Cause everything is never as it seems
(When I fall asleep)

信じていたいのさ
この地球はゆっくりと回っているって
なんて言ったらいいのかな、眠っている時も起きていたいんだ
だってそこで見る景色は全てが新鮮だから


(outro)
I'd like to make myself believe
That planet Earth turns slowly
It's hard to to say that I'd rather stay awake when I'm asleep
Because my dreams are bursting at the seams

信じていたいのさ
この地球はゆっくりと回っているって
なんて言ったらいいのかな、眠っている時も起きていたいんだ
だって僕の夢はこんなにも満たされているから



ピーターパンシンドローム?


 この曲を聴きながら、小学校の頃の演劇鑑賞で観た「ピータパン」を思い出しました。
 「ホタルの飛び交う世界」は主人公にとっての「夢の世界」で、ずっと留まっていたい時間、つまりネバーランドなわけですね。
 「この時間がずっと続けばいいのに」と思ったことぐらい、誰にでもありますよね。
 でもその瞬間や過去にしがみついてしまうと、それが最高点になってしまって未来が閉ざされてしまいます。
 そこから抜け出せない状態を「ピーターパン症候群」というのでしょうね。
 (なんでそんなに饒舌か?心当たりがあるからですよコンチキショー!笑)

 で、どうしたらいいのかと考えてみるわけです。
 光で満たされた夢の世界を持っているのなら、それを未来に繋げていけばいい。
 最高の瞬間が訪れたのなら、それを超える瞬間を積み重ねていけばいい。
 変化を恐れずに、変化の先により素晴らしい未来を描いていくことができるかどうか、それがピーターパンと大人の決定的な違いでしょう。
 私の尊敬する赤いおっさんも「過ちを気に病むことはない。ただ認めて、次への糧にすればいい。それが大人の特権だ。」と仰っていましたし。

 さあ、私も進んでいきましょうかね。
 大丈夫。自分に誓った「夢」は、変わらずはっきりと胸の中に刻まれています。

2016年10月22日土曜日

You Raise Me Up (Westlife)

心を打つのは、裸の心


日本ではスケートの荒川静香選手が"Celtic Woman"のカヴァーVer.をエキシビジョンで採用し、一気に有名になりましたね。
数え切れないほどのアーティストがカヴァーしているので、どのバージョンを持ってくるか本当に迷いましたが、得意の独断と偏見で"westlife"のものをピックアップしました。笑

たったの8行。
正直、解釈するほどの歌詞ではありません。
もともとそんな必要はなかったんですね。
小難しいことは全部取っ払って、心で聴いてみましょう。
どんな時だって本当は、一番伝えなきゃいけない気持ちは1行あれば事足りるんだと、
私はやっと、この曲を美しいと思えるようになりました。
(随分と長い間、中二病を拗らせていたものです…orz)

*ただ一つ注釈をつけておくとすれば、歌っているのは男性ですが、歌詞は女性目線であるということだけ…^^;




(intro)
When I am down and, oh, my soul so weary
When troubles come and my heart burdened be
Then I am still and wait here in the silence
Until you come and sit awhile with me

(chorus)
You raise me up, so I can stand  on mountain
You raise me up, to walk on stormy seas
I am strong when I am on your shoulders
You raise me up to more than I can be
*繰り返し


落ち込んだり、心が疲れてしまった時
厄介ごとや、心の重荷がのしかかってくる時
そんな時は、静寂に身を任せ、あなたを待つの
隣に座って、一緒にいてくれるあなたを

あなたの存在で、私はどんな山も越えられる
あなたがいれば、嵐の海も歩いて行ける
あなたの肩に抱かれると、強くなれるの
あなたがいるから、私は自分を超えて行ける


常に私の憧れであり、お手本であり、光であった伝説的なロードレーサー、ジャパンカップで最後の走りを終えたファビアン.カンチェラーラ選手の引退に寄せて、感謝の気持ちを贈ります。



本当は恥を捨てて全部ぶちまけたいんだ


人間頭でっかちになると、すぐに大切な本質を見失ってしまいます。
カッコつけてばかりいると、大事な気持ちすら見失ってしまいます。
そう、皆様お察しの通り私のことです。笑

「ごめんなさい」の一言を
「あなたがいるだけで私はそれでいい」と
「それが私の幸せだ」と

シンプルな気持ち(子供のようなわがまま)を言えばいいだけのことなのに、
何を血迷ったか「あなたの幸せ」なんて的外れにカッコつけた大馬鹿者に、怒りの鉄槌を。

2016年10月21日金曜日

Waiting For Love (Avicii)

やっと繋がりました、全てが。


この曲がリクエストを頂いてから半年以上も下書きで燻っていたのは、MVと歌詞とメロディーが一見矛盾して見えてしまい、繋がらなかったからです。
今、自分が同じ立場に置かれてやっと理解することができました。

主人公の老夫婦は、自分の世界に閉じこもり腐っていくだけの夫とその妻。
ある日妻は愛想をつかしたのか、夫を一人残して出て行ってしまいます。
絶望にくれる夫はやがて、自分の力で妻を探す旅に出ます。
波乱万丈な道中で出会うたくさんの人々と、彼に起こる様々な変化。
彼の旅路は、どんなクライマックスを迎えるのでしょうか。

うずくまっていることが"waiting"じゃない、
委ねることだけが待つことじゃないのだと、
やっと気づいた覚悟とともに全身全霊を込めてお送りします。
ご覧あれ。




(verse1)
Where there's a will, there's a way, kind of beautiful
And every night has its day, so magical
And if there's love in this life, there's no obstakle
That can't be defeated

「意志あるところに道が開ける」いい言葉だろ?
明けない夜なんてない、不思議なもんだよな
愛する気持ちがある限り
超えられない壁なんてないんだ

For every tyrant a tear for the vulnerable
In every lost soul the bones of a miracle
For every dreamer a dream we're unstoppable
With something to believing

どんな独裁者にも、哀れみの涙は降り注ぐ
どんな心無い人間にも、そんな彼らのためにこそ奇跡の種はある
どんな夢追い人にも、そんな彼らが進み続けるために「信念」がある


(chorus)
Monday left me broken
Tuesday I was through with hoping
Wednesday my empty arms are open
Thursday waiting for love, waiting for love
Thank the stars it's Friday
I'm burning like a fire gone wild on Saturday
Guess I won't be coming to church on Sunday
I'll be waiting for love, waiting for love
To come around

最初は打ちひしがれてさ(月曜日)
次の日には望みも消え失せて(火曜日)
空っぽの両手を広げてみたら(水曜日)
やっぱり愛を、君を探していたんだ(木曜日)
あの星のように、君がいたから気づけたんだ(金曜日)
今は解き放たれた炎のように燃えているよ(土曜日)
もう教会にお祈りに行く必要なんてない(日曜日)
自分の道が見つかったんだ


(verse2)
We are one of a kind irreplaceable
How did I get so blind and cynical
If there's love in this life, we're unstoppable
No, we can't be defeated

僕らはそれぞれが、かけがえのない存在なんだ
いつからか見失って、不貞腐れていたけれど
人生でかけがえのないものを見つけたらもう迷うもんか
誰にも何にも、挫くことはできないさ


(chorus)x2
Monday left me broken
Tuesday I was through with hoping
Wednesday my empty arms are open
Thursday waiting for love, waiting for love
Thank the stars it's Friday
I'm burning like a fire gone wild on Saturday
Guess I won't be coming to church on Sunday
I'll be waiting for love, waiting for love
To come around

最初は打ちひしがれてさ(月曜日)
次の日には望みも消え失せて(火曜日)
空っぽの両手を広げてみたら(水曜日)
やっぱり愛を、君を探していたんだ(木曜日)
あの星のように、君がいたから気づけたんだ(金曜日)
今は解き放たれた炎のように燃えているよ(土曜日)
もう教会にお祈りに行く必要なんてない(日曜日)
自分の道が見つかったんだ



お気づきでしょうか?

彼の旅路の最終地点は、結局自分の家だったんです。
彼女は、彼が輝きを取り戻して帰ってくるのを待っていた、最初からどこにも行ってなどいなかったのです。
男とは弱く脆いものですね…。
しかし彼は、帰ってこれた。変わってこれた。
不安に押し潰されそうになりながら旅立ち、殻の外の世界を知り、その厳しさに直面し、一番大切なもの(妻)を思い出し、強くなってまた走り出し、たくさんの人に出会って、誘惑に目もくれず、帰ってきたのです。

もしも彼が途中で道を間違えていたら、
このエンディングにはなりません。
それに、一番に感謝しなければならないのは彼の妻にです。
こんな情けない男は捨てられても文句は言えないはず。
度々MVの中に若き二人の写真が出てきますが、彼女の心が離れなかったのは、二人の間に何をもっても消せない時間と「確かな愛」があったからでしょうね。

ここまで考えると、やっと"waiting"を動的に捉える歌詞の意味も、前に進んで行くようなメロディの意味も、一見単調なMVの意味も繋がります。
また、非常に動的なアニメ版リリックビデオも違和感なく入ってきますね。

*涙もろい方はハンカチ必須です*



さて、問題は自分自身。
そろそろ7日目、出発の時間です。
幸いなことにゴールだけは見えています。
行ってきます!

2016年10月1日土曜日

All About Lovin' You (Bon Jovi)

歴代最強の破壊力かもしれません。笑

 思いつめた表情でビルの屋上に立つ男性と、下から見守る一人の女性。
 彼らの物語はどんなクライマックスを迎えるのでしょうか。
 私の従姉妹であり、幼馴染であり、良き友であった一人の女性のご結婚に、とびっきりの祝福のメッセージを込めて。
 (個人的な節目もちょうど重なりました。大切な人に感謝の気持ちを込めて。
 この一曲を、贈ります。




(verse1)
Looking at the pages of my life
Faded memories of me and you
Mistakes you know I've made a few
I took some shots and fell from time to time
Baby, you were there to pull me through
We've been around the block a time or two


僕の人生のページをめくってみたら
ほら、古びた君との思い出さ
「やっちまったこと」も幾つかあるね
何度かアタックしてみたけど、その度に失敗だったっけ
でも君はいつもそこにいて、僕を引っ張ってくれた
そうやって、僕ら一緒に過ごしてきたね

I'm gonna lay it on the line
Ask me how we've come this far
The answer is written in my face


はっきり言うよ
僕らがここまでたどり着けた理由は
僕の瞳の中に写っている(君だよ)


(chorus)
Every time I look at you
Baby, I see something new
That takes me higher than before
And makes me want you more
I don't wanna sleep tonight
Dream's just a waste of time
When I look at what my life's been comin' to
I all about lovin' you


君と会える度に
新しい世界が広がって
僕をもっと素敵なところに導いてくれる
もっと君といたいと思うんだ
今夜は眠りたくないよ
君を想うと、夢すら見ている場合じゃない
今まで僕の歩んできた道を振り返れば
それは君を愛する事だったから


(verse2)
I've lived, I've loved, I've lost
I've paid some dues, Baby
We've been to hell and back again
Through it all you're always my best friend
For all the words I didn't say and all the things I didn't do
Tonight I'm gonna find a way


生きてきた道で、愛し、失い、
ツケを払ってきた
どん底も経験して、また戻って来た
どんな時も、君は一番の友だった
今まで君に言えなかったことや出来なかったこと
その全てを今夜実らせるんだ


(chorus)
Every time I look at you
Baby, I see something new
That takes me higher than before
And makes me want you more
I don't wanna sleep tonight
Dream's just a waste of time
When I look at what my life's been comin' to
I all about lovin' you


君と会える度に
新しい世界が広がって
僕をもっと素敵なところに導いてくれる
もっと君といたいと思うんだ
今夜は眠りたくないよ
君を想うと、夢すら見ている場合じゃない
今まで僕の歩んできた道を振り返れば
それは君を愛する事だったから


(bridge)
You can take this world away
You're everything I am
Just read the lines upon my face
I'm all about lovin' you


この世界の全部を君にあげる
君は僕の全てだから
僕の顔を見てよ、なんて書いてある?
ただ君を、愛してる


(chorus)
Every time I look at you
Baby, I see something new
That takes me higher than before
And makes me want you more
I don't wanna sleep tonight
Dream's just a waste of time
When I look at what my life's been comin' to
I all about lovin' you


君と会える度に
新しい世界が広がって
僕をもっと素敵なところに導いてくれる
もっと君といたいと思うんだ
今夜は眠りたくないよ
君を想うと、夢すら見ている場合じゃない
今まで僕の歩んできた道を振り返れば
それは君を愛する事だったから



ね、破壊力のあるMVだったでしょう?笑

 パラシュートが開き「marry me」のメッセージが現れた瞬間は鳥肌モノでした。
 誰かを愛し、その想いを伝えるということは、本当に覚悟の要ることです。
 「清水の舞台」なんてものの比じゃありません。(「清水の舞台から飛び降りるような」をアメリカナイズすると、「エンパイアステートから飛び降りるような」あたりに着地するんでしょうか?笑)

 チキンな私は「石橋を叩いて渡る」どころか「石橋をバズーカで撃った後に隣の鉄橋をジェット機で渡る」タイプですので、「プロポーズをする」なんていうシチュエーションは、考えただけでちびってしまいます。笑
 今日この日、たくさんの壁を共に乗り越え、共に想いを実らせて、新たなスタートに立つお二人に、心からの尊敬と祝福を送らせていただきたいと思います。

2016年9月26日月曜日

Chasing Rainbows (No Use For A Name)

心の重荷が邪魔をしている、そんな時は…

 大切な友人がなんだか最近お悩みのようで、丁度いいNo Useのオープンリクエストがあったのを思い出し、この曲を引っ張ってきました。
 今回の一曲は、ちょっとだけいつもと違った視点・違ったまっすぐさのある一曲です。
 No Useの色が全面に出ているオリジナルVer.の他に、トニーの優しく切ない歌声の素晴らしさを感じることのできるアコースティックVer.も素敵です。
 *今回は相当意訳しています。「どうしてこのフレーズがこんな解釈になるの?」といった質問やご意見があれば、リクエストフォームを問い合わせ用に使用していただいて構いません。

(オリジナルVer.)


(アコースティックVer.)


(verse1)
Just heard the news today
Let yourself down once again
Trusted your feelings in a place no one goes
Will you do anything
To satisfy your so-called friend
There's something you ought to know
Before you explode


聞いたよ
また自己嫌悪に陥ってるんだって?
独りよがりの感情に物事を委ねたりするからさ
そんなになってまで、その「友達」ってヤツを喜ばせたいのかい?
君には知らなきゃいけないことがあるね。
さもないと自分で耐えられなくなってしまうよ


(chorus)
All I want to do is make it sure
You stop to chasing rainbows
Trusting those around you is an easy thing to do
I'm not saying don't believe in
Someone that you don't know
Just don't go on thinking that the whole world tells the truth


キレイな虹ばかり追いかけてどうするのさ
周りに身をゆだねてしまうのは簡単な事だけど
知らない誰かを信用するなって言ってるんじゃない
ただそんな「お人好し」のままじゃダメなんだよ


(verse2)
It's all fucked up
Being reserved and quiet
She doesn't understand the message that you send
Don't give it all away somewhere
Sometimes there's someone
Who can replace that state of mind
you never give it time (never)


おとなしく従順に?
そんなのクソくらえだ
そんなんじゃ彼女は君の気持ちに気付いてくれないぜ
そうヤケになるなって
そんなに時間を無駄にしなくたって
いつかどこかに
その心に光をさしてくれる誰かがいるさ


(chorus)
All I want to do is make sure
You stop chasing rainbow
Letting everybody crawl inside your heart and mine
Kicking you is easy when
You're down that's where the weak go
To release their anger on someone who will not try to stand up, and give them a fight

キレイな虹ばかり追いかけてどうするのさ
心の内をさらけ出して行こうぜ
落ち込んだ時に自分を責めるなんて簡単だ
でもそんなのはさ
立ち上がりもせず闘志のない弱いヤツがすることだよ
さあ気持ちを解き放とう



正直者は何を見る?

 他人に優しく、自分に厳しく、まっすぐに、正直に。
 誰もがそうありたいと思い、そうあろうとし、多くの矛盾や理不尽と向き合っていて、眼前の壁の克服の仕方も人それぞれです。
 私は正統派に「乗り越える」ことが苦手なので、だいたいいつも抜け道や回り道を探すか、あるいはいっそ壊してしまうかといったところですが。笑
 話が脇道に入ってしまいましたが、大事なのは「見てくれがいいこと」ではなく「自分に正直である」ことだと思います。トニーも、そんな風に歌っているように聞こえませんか?
 そしてそんな正直者が「バカを見る」のではなく、最後には「まっすぐに歩んできた自分の道」と「希望の光」が見えることを願いましょう。

2016年9月23日金曜日

Just The Way You Are (Bruno Mars)

そろそろ解禁しますか…笑


 この曲のリクエストを受けたのは、もう1年以上も前のことです。
 あまりの「リア充ソング」っぷりになかなか公開できずにいましたが、最近ちょっとしたパラダイムシフトがありまして、今ではすっかりお気に入りの一曲です。
 やはり理解は共感から始まるものですね。笑
 私の場合、まずは自分を好きになってあげるところから始まるのかもしれませんが。汗





(verse1)
Oh, her eyes, her eyes, make the stars look like they're not shining
Her hair, her hair, falls perfectly without her trying
She's so beautiful, and I tell her every day

その瞳の前では、星すらも色あせて見える
その髪も、飾らなくてもとっても素敵で
君は本当に美しいんだ、だから毎日僕もそう教えてあげるのさ

Yeah, I know, I know, when I compliment her she won't believe
And it's so, it's so, sad to think that she don't see what I see
But every time she asks me do I look ok, I say

どんなに褒めてもなかなか信じてくれないけれどさ
僕が見ている君の姿を見せてあげられないのが悔しいよ
だからこそ君に「どう?」って聞かれた時は、こう答えるのさ


(chorus)
When I see your face, there's not a thing that I would change
Because you're amazing, just the way you are
And when you smile, the whole world stops and stares for a while
Because girl you're amazing, just the way you are

君の顔を見ると、世界が全部完璧に思えるんだ
だってありのままの姿の君が、本当に美しいんだから
そして君が笑うとね、すべての世界が動きを止めて君に魅入ってしまうんだ
だってありのままの姿の君が、本当に美しいから


(verse2)
Her lips, her lips, I could kiss them all day if she let me
Her laugh, her laugh, she hates but I think it's so sexy
She's so beautiful, and I tell her every day

その唇を見ていると、ずっとキスしていたくなっちゃうんだ
(君が許してくれるならね)
自分の笑い声が好きじゃないようだけれど、僕はメロメロだよ
本当に綺麗だし毎日そう言っているのに

Oh, you know, you know, you know, 
I'd never ask you to change
If perfect's what you're searching for then just stay the same
So, don't even bother asking if you look OK
You know I'll say

わかってるだろう?
君に変わってほしいなんて絶対に言うもんか
「完璧」を追い求めるなら、そのままでいればいい、それだけさ
だから「私きれいかな?」なんて聞く必要ないんだよ
僕がなんて答えるか、わかってるはずさ


(chorus)
When I see your face, there's not a thing that I would change
Because you're amazing, just the way you are
And when you smile, the whole world stops and stares for a while
Because girl you're amazing, just the way you are

君の顔を見ると、世界が全部完璧に思えるんだ
だってありのままの姿の君が、本当に美しいんだから
そして君が笑うとね、すべての世界が動きを止めて君に魅入ってしまうんだ
だってありのままの姿の君が、本当に美しいから


(bridge)

The way you are, the way you are
Girl you're amazing, just the way you are

そのままの、ありのままの君でいてよ
ありのままの君が美しいんだ


(chorus)
When I see your face, there's not a thing that I would change
Because you're amazing, just the way you are
And when you smile, the whole world stops and stares for a while
Because girl you're amazing, just the way you are. Yeah

君の顔を見ると、世界が全部完璧に思えるんだ
だってありのままの姿の君が、本当に美しいんだから
そして君が笑うとね、すべての世界が動きを止めて君に魅入ってしまうんだ
だってありのままの姿の君が、本当に美しいから


足りない言葉を、誰かの歌に乗せて

 訳を書いているだけでなんだかちょっと恥ずかしくなってきます。^^;
 (悪い意味で)典型的な日本男児の感性からすると、やはり「お腹いっぱい」なラヴソングですし、こんなことをズバッと言ってのけることができるのは本当に一握りのツワモノだけでしょうが、だからこそ、なかなか言えない想いを重ねることができるこんな歌が、我々凡人には必要なのでしょうね。
 私がこの曲を贈るとしたら、大事な恋人に、そしてその人を等身大の自分で愛したい自分自身に…ってところでしょうか。笑
 恋愛に限らず、いつかは誰かの言葉を借りなくとも、自分の心を自分の言葉で伝えられるようになりたいものです。

2016年9月16日金曜日

Secrets (OneRepublic)

久しぶりに、書いてみようかな…


スランプに陥り、だんだん面倒になって長らくサボっていました。
溜まりに溜まったリクエストも下書きも全部無視して、心の赴くままにこの一曲を。





(verse1)
I need another story
Something to get off my chest
My life gets kinda boring
Need something I can confess
そろそろ限界かな
打ち明けて楽になりたいんだ
だんだん苦痛になってきたよ
ここらで話しておかないと

Til' all my sleeves are stained red
From all truth I've said
Come by it honestly I swear
Though you saw me wink, no
I've been on the brink, so
この真実を知って君が傷ついて
両手が真っ赤に染まってもいい
生まれつきの癖でさ
余裕そうに見せているけれど
本当はもう結構崖っぷちなんだ
だから…


(chorus)
Tell me what you want to hear
Something that will light those years
Sick of all the insincere
I'm gonna give all my secrets away
This time, don't need another perfect lie
Don't care if critics ever jump in line
I'm gonna give all my secrets away
何が知りたいか教えてくれよ
裸の僕を照らし出そう
キレイごとにはもううんざりなんだ
僕の秘密を全部ぶちまけてやる
もう綺麗な嘘なんて取っ払ってさ
外野がなんて騒ごうが構うもんか
僕の秘密を全部ぶちまけてやるんだ


(verse2)
My god, amazing how we got this far
It's like we're chasing all those stars
Who's driving shiny big black cars
ああ、こんなことになるなんてね
あの輝く星たちを
黒塗りの高級車で追いかけるような見当違いだったさ

And everyday I see the news
All the problems that we could solve
And when a situation rises
Just write it into an album
Send it straight to gold
I don't really like my flow, no, so
毎日何かしら事件があって
その気になれば解決できそうなものばかりなのに
最後まで自分じゃ何もせず
あとから書き上げた物語で同情を誘う
もうそんなやり方はうんざりだよ


(chorus)
Tell me what you want to hear
Something that are like those years
Sick of all the insincere
I'm gonna give all my secrets away
This time, don't need another perfect lie
Don't care if critics ever jump in line
I'm gonna give all my secrets away
何が知りたいか教えてくれよ
裸の僕を照らし出そう
キレイごとにはもううんざりなんだ
僕の秘密を全部ぶちまけてやる
もう綺麗な嘘なんて取っ払ってさ
外野がなんて騒ごうが構うもんか
僕の秘密を全部ぶちまけてやるんだ


(bridge)
Oh, got no reason, got no shame
Got no family I can blame
Just don't let me disappear
I'mma tell you everything
理由なんてない、恥も捨てた
身近な何かのせいにするのもやめたんだ
ただ、このまま消えていくのは嫌なんだ
今君に、すべてを曝け出したいんだ


(chorus)x2
So tell me what you want to hear
Something that'll light those ears
Sick of all the insincere
I'm gonna give all my secrets away
This time, don't need another perfect lie
Don't care if critics ever jump in line
I'm gonna give all my secrets away
何が知りたいか教えてくれよ
裸の僕を照らし出そう
キレイごとにはもううんざりなんだ
僕の秘密を全部ぶちまけてやる
もう綺麗な嘘なんて取っ払ってさ
外野がなんて騒ごうが構うもんか
僕の秘密を全部ぶちまけてやるんだ

All my secrets away
隠したいことなんて何もないから

「いい人」という幻の鎧を捨てて

 本音と建前というのは本当に厄介なもので、ずっと仮面をかぶっていると、どれが本当の顔なのかわからなくなる時があります。
 繊細で美しく汚れのないように見えるものに触れるのはとても怖いし、手袋をしてそっと触れたいのが人間の心理ですが、それではその温もりや本質には到底到達できません。
 純粋な心には純粋な心でないととても対峙できません。
 ずる賢く汚い部分を他人に押し付けた鎧は固く鋭く、触れたものを傷つけます。

 言いたいこと?そんなものはありません。
 これはマスクと手袋をした上で厳重な保険をかけないと大切なものに触ることすらできない臆病な自分自身に対する説教です。

 檻を丁寧に濾し取ったワインが、その過ごしてきた年月を芳醇な香りと味わいに変えて語りかけてくるように。

2016年1月14日木曜日

Dangerous (David Guetta feat. Sam Martin)

一曲に閉じ込められた大きなドラマ


 今年はどんな一年にしたいかと聞かれ、丁度この曲が思い浮かびました。
 歌詞だけ追っていると一見薄っぺらい粋がった兄ちゃんな感じがしますが、背景を知ってからMVを観ると大きなドラマを感じることができます。

 F1のライバル争いで最も有名なのはアイルトン・セナV.S.アラン・プロストやジェームズ・ハントV.S.ニキ・ラウダ。F1が最も危険なスポーツだった時代に、文字どおり【命をかけて】首位争いを繰り広げたレーサーたちです。中でも、1976年に富士スピードウェイの最終ステージでフィナーレを迎えた「野生的でド派手な遊び人のハント」と「冷静で理論的な人間コンピュータのラウダ」の物語は最近「rush」という映画にもなりました。

 自分で「詳しい」などとは到底言えませんが、サーキットでお遊びくらいのことはする人間の端くれとして、映画を観た当時は大きな興奮を覚えました。

 映画やモータースポーツについて語り始めると止まらなくなってしまいますし、僕の言葉では安っぽっくなってしまう気がするので詳細は控えますが、この物語をご存知の方には、このMVが二人の物語そのものであることがわかっていただけると思います。

 収拾のつかなくなってきた話は後でまとめるとして、まずは7分間のレーサーの世界へ飛び込んでみましょう!(「長ぇよ!」という方は曲だけのradio edit Ver.をどうぞ)



(Full Ver.)




(radio edit Ver.)



(verse1)
You take me down
Spin me around
You got me running all the lights
Don't make a sound
Talk to me now
Let me inside your mind

(pre-chorus)
I don't know what you're thinking sugar
But I just got that feeling sugar
I can hear the sirens burning
Red lights turning
I can't turn back now
So hold on tight

(chorus)
I don't know where the lights are taking us
But something in the night is dangerous
And nothing's holding back the two of us
Baby this is getting serious
Oh oh oh
Detain The Dangerous
Oh oh oh

(verse2)
Show me your soul
I gotta know
Bet that you're beautiful inside
Toes on the glass
Car moving fast
Come take the wheel and drive

(pre-chorus)

I don't know what you're thinking sugar
But I just got that feeling sugar
I can hear the sirens burning
Red lights turning
I can't turn back now
So hold on tight

(chorus)
I don't know where the lights are taking us
But something in the night is dangerous
And nothing's holding back the two of us
Baby this is getting serious
Oh oh oh
Detain The Dangerous
Oh oh oh
Dangerous

(bridge)
It's dangerous, so dangerous
I wanna do it again
Come on baby
It's dangerous, so dangerous
I wanna do it again
It's dangerous, so dangerous
I wanna do it again

(chorus)
I don't know where the lights are taking us
But something in the night is dangerous
And nothing's holding back the two of us
Baby this is getting serious
Oh oh oh
Detain The Dangerous
Oh oh oh
Detain The Dangerous




(verse1)
お前にやられて
振り回されて
もう赤信号ですら止まれない
雑音を振りまくのはやめて
おれと向き合ってくれよ
本当の気持ちを教えて欲しいんだ

(pre-chorus)
お前が何を考えているのかなんてわからないよ
でもこれだは感じるんだ
サイレンが鳴り響き

スターティンググリッドに灯が点いた
もう後戻りはできないんだと

だからしっかりつかまっていろよ

(chorus)
このコースの終着点はわからないけれど

今夜は危険な予感がするんだ
二人を邪魔するものは何もない
マジになってきちまっ
たよ
さあ
危険なスリルに身を任せるんだ


(verse2)
魂を見せてくれよ
わかってんだぜ
掛けてもいい、本当のお前は美しいんだ
ガラスの上を行くようなギリギリのスリルで
マシンをぶっ飛ばすんだ
さあ、ステアを握って、やってみろよ


(pre-chorus)
お前が何を考えているのかなんてわからないよ
でもこれだは感じるんだ
サイレンが鳴り響き

スターティンググリッドに灯が点いた
もう後戻りはできないんだと

だからしっかりつかまっていろよ

(chorus)
このコースの終着点はわからないけれど

今夜は危険な予感がするんだ
二人を邪魔するものは何もない
マジになってきちまっ
たよ
さあ
危険なスリルに身を任せるんだ


(bridge)
危険だぜ、ヤバいくらいに
やめられないんだ
さあ、お前もこいよ
この危険なスリルにやみつきなんだ

もうやめられない

(chorus)
このコースの終着点はわからないけれど

今夜は危険な予感がするんだ
二人を邪魔するものは何もない
マジになってきちまっ
たよ
さあ
危険なスリルに身を任せるんだ

俺が行くのは
このデンジャラスな道なんだ



それぞれの「detain the dangerous」

 派手な野生児V.S.冷静沈着な人間コンピュータという構図から考えれば当然にして「対極にある二人」の物語だと捉えることができますが、主題にあたる「detain the dangerous」という意味では、この物語は「dangerous V.S. safe」ではなく「dabgerous V.S. another dangerous」であると解釈した方がすっきりするでしょう。
 あくまで危険や恐怖を克服する方法・アプローチの仕方が違うだけなんだと私は思います。

 大切なのは逃げない・目をそらさないこと。「detain the dangerous」という根本的な姿勢であり、自分もこのチャレンジ精神を持って臨まなければ、更なるステップアップは望めないだろうということで、冒頭の書き出しに至ったわけです。笑

 仕事もプライベートもchallengingな一年になりそうな予感ですが、本ブログの方も頑張ってまいりいますので、本年も変わらぬ応援のほどよろしくお願い致します。