世界から耳を塞いで目を逸らし(五七五)笑
「主題」の授業で少し扱ってから多くのリクエストをいただいた一曲です。親しみやすいメロディラインに話題性のあるMVが話題を呼び、ラジオなどでも頻繁に流れていました。個人的には「いたずら小僧」と「(洋製)山田太郎」というコラボレーション自体がなかなかのツボです。いや、まさしく歌詞通りの組み合わせといったところでしょうか。
様々な解釈のあるMVですが、ここは国語科らしく歌詞を吟味し、過去や人生と向き合い、小説を読むように味わってみましょう。
*授業の時のように過激なことは言えないため全体的にぼやけてしまいましたが、深い部分に触れていただければ幸いです。
(intro)
La la, la la la la la na na na na na...
(verse1)
Hush, don't speak
When you spit your venom, keep it shut I hate it
When you hiss and preach
About your new messiah 'cause your theories catch fire
(pre-chorus)
I can't find your silver lining
I don't mean to judge
But when you read your speech, it's tiring
Enough is enough
(chorus)
I'm covering my ears like a kid
When your words mean nothing, I go la la la
I'm turning up the volume when you speak
'Cause if my heart can't stop it,
I find a way to block it, I go
La la, la la la la la na na na na na
La la na na, la la la la la na na na na na,
I find a way to block it, I go
La la na na, la la la la la na na na na na
La la na na, la la la la la na na na na na
(verse2)
If our love is running out of time
I won't count the hours, rather be a coward
When our worlds collide
I'm gonna drown you out before I lose my mind
(pre-chorus)
I can't find your silver lining
I don't mean to judge
But when you read your speech, it's tiring
Enough is enough
(chorus)
I'm covering my ears like a kid
When your words mean nothing, I go la la la
I'm turning up the volume when you speak
'Cause if my heart can't stop it,
I find a way to block it, I go
I don't mean to judge
But when you read your speech, it's tiring
Enough is enough
(chorus)
I'm covering my ears like a kid
When your words mean nothing, I go la la la
I'm turning up the volume when you speak
'Cause if my heart can't stop it,
I find a way to block it, I go
La la, la la la la la na na na na na
La la na na, la la la la la na na na na na,
I find a way to block it, I go
La la na na, la la la la la na na na na na
La la na na, la la la la la na na na na na
(verse2)
If our love is running out of time
I won't count the hours, rather be a coward
When our worlds collide
I'm gonna drown you out before I lose my mind
(pre-chorus)
I can't find your silver lining
I don't mean to judge
But when you read your speech, it's tiring
Enough is enough
(chorus)
I'm covering my ears like a kid
When your words mean nothing, I go la la la
I'm turning up the volume when you speak
'Cause if my heart can't stop it,
I find a way to block it, I go
(bridge)
La la, la la la la la na na na na na...
I find a way to block it, I go...
(chorus)x2
I'm covering my ears like a kid
When your words mean nothing, I go la la la
I'm turning up the volume when you speak
'Cause if my heart can't stop it,
I find a way to block it, I go
La la, la la la la la na na na na na...
I find a way to block it, I go...
(chorus)x2
I'm covering my ears like a kid
When your words mean nothing, I go la la la
I'm turning up the volume when you speak
'Cause if my heart can't stop it,
I find a way to block it, I go
(outro)La la, la la la la la na na na na na
(verse1)
しっ、黙れよ
毒を吐きたくなっても、心に留めてくれ
君が垂れる「新たな救世主」についての尊大に説教なんて
みんな盛り上がっているげどクソ食らえだ
(pre-chorus)
君の言う「救いの光」なんて見えないよ
善悪を判断するつもりなんてないけれど
君の「演説」にはうんざりなんだよ
いいかげんにしてくれ
(chorus)
子供みたいに耳を塞いでさ
きみの言葉が聞こえないように歌うんだ
きみの話が聞こえないようにヘドホンの音量を上げて
だって願うだけでは止められないのなら
自分で君を締め出すしかないだろ?
だからこうして歌うんだ
(verse2)
僕らの愛が砂時計みたいなものなら
臆病者と呼ばれたっていい、時計から目をそらすんだ
そして僕らがぶつかりあうときには
我を失う前に君の声をかき消すんだ
(pre-chorus)
君の言う「救いの光」なんて見えないよ
善悪を判断するつもりなんてないけれど
君の「演説」にはうんざりなんだよ
いいかげんにしてくれ
(chorus)
子供みたいに耳を塞いでさ
きみの言葉が聞こえないように歌うんだ
きみの話が聞こえないようにヘドホンの音量を上げて
だって願うだけでは止められないのなら
自分で君を締め出すしかないだろ?
だからこうして歌うんだ
確かに部分的にみれば的確な解釈ですが、物語としてこの曲を解釈するにあたっては、全体の主題はもっと深いところにあるような気がします。
1.歌詞から感じ取れること
いうまでもなく「つまらないことや自分に都合の悪いことには耳を塞いでやるのさ」という子供のような反骨心でしょう。かなり感情的で一方的な主張ですね。
2.MVから感じ取れること
序盤に老人から少年に向けられる暴力的なものが、歌詞で主人公が否定しているものでしょう。そう考えると、そんなものに対しては耳を塞いでシャットアウトしてしまうのが当然、少年は救われるべきだと思います。
しかし同じような境遇の仲間と出会い、旅を経て行き着いた先は薄暗い炭鉱の神(悪魔)の生贄。どう考えてもハッピーエンドとは程遠いですよね。
ここでこの炭鉱の神(悪魔)である「エル・ティオ」が鍵になってくるわけです。
エルティオは元来アンデスの先住民に神として崇められていましたが、植民地化によって入ってきたカトリックに悪魔として否定され、立場を追われたようです。
こちらの大学のウェブサイトに、非常にわかりやすく解説されています。
子供みたいに耳を塞いでさ
きみの言葉が聞こえないように歌うんだ
きみの話が聞こえないようにヘドホンの音量を上げて
だって願うだけでは止められないのなら
自分で君を締め出すしかないだろ?
だからこうして歌うんだ
正しさと本音と真心と
巷では「オズの魔法使い」とか「少年は神(悪魔)になった」という言葉ばかりが先行して、感じることと考えることを放棄し、理解したつもりになってしまう方が多くなってしまうのが残念です。確かに部分的にみれば的確な解釈ですが、物語としてこの曲を解釈するにあたっては、全体の主題はもっと深いところにあるような気がします。
1.歌詞から感じ取れること
いうまでもなく「つまらないことや自分に都合の悪いことには耳を塞いでやるのさ」という子供のような反骨心でしょう。かなり感情的で一方的な主張ですね。
2.MVから感じ取れること
序盤に老人から少年に向けられる暴力的なものが、歌詞で主人公が否定しているものでしょう。そう考えると、そんなものに対しては耳を塞いでシャットアウトしてしまうのが当然、少年は救われるべきだと思います。
しかし同じような境遇の仲間と出会い、旅を経て行き着いた先は薄暗い炭鉱の神(悪魔)の生贄。どう考えてもハッピーエンドとは程遠いですよね。
ここでこの炭鉱の神(悪魔)である「エル・ティオ」が鍵になってくるわけです。
エルティオは元来アンデスの先住民に神として崇められていましたが、植民地化によって入ってきたカトリックに悪魔として否定され、立場を追われたようです。
こちらの大学のウェブサイトに、非常にわかりやすく解説されています。
3.総合的に考えると(まとめ)
少年はエルティオと同じなのです。暴力的で向き合いたくない老人は、取って代わったキリスト社会に代表されるような「正しい」とされるメジャーなシステムですね。
逆らいたくなる、でも逆らっていたら結局は自分が少数派、涙を流すことになるのです。
あまり一つの立場をとった解釈はしたくないのではっきりとは書きませんが、ここまでくれば皆さんもなんとなくイメージはできていると思います。
この歌は「数や時代の流れだけで正しさを我が物顔にしている大きなものへの反骨」と、でも「自分に都合の悪いことから逃げても、結局最後は自分が泣くことになる」という矛盾と葛藤をうたったものなのではないでしょうか。
結局、それが正義かどうかは別として、都合の悪いことや耳障りな説教からは逃げちゃいけないんですよね。
そして逆に考えれば、正しさでけでも心には響かないし、正しさだけでひとは救えないんです。
大切なものを守るために、僕はもっと人間として大きくならなかればいけないのです。
抽象的な表現でかえって分かり難い記事になってしまいましたが、ヴィデオの解釈の部分で詳しい話に興味のある方は、メールなどで個別にお答えもできますので、お待ちしています。汗
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