2015年5月29日金曜日

I'll be your man (James Blunt)

「らしくない」けれど彼だからこそ歌える一曲

 Daniel PowterのBad Dayの記事にも書きましたが、軍隊経験もあり、ナイーブな部分の多い彼は「失恋ソング」や命について歌った歌が圧倒的に多く、しっとりとしたメロディーに心に響く歌声が特徴的ですが、今回の曲は珍しく「強気」な内容です。
 「僕がいるから安心しなよ」なんて、恥ずかしくてなかなか言えませんよね。
 世の中の恋人が「安心」できる場合は、「モテないから安心」「モテるけれど一途だから安心」の二つがあると思いますが、この歌は後者のみが歌うことの許される一曲、いわゆる「但しイケメンに限る」ってヤツですね。
 …つまり、恥ずかしがらずとも僕には縁のないセリフとなりそうです。笑
(とはいうものの、女々しさだだ漏れの一曲ですが…*詳細はまとめに)



(verse1)
Too many voices
Too many noises
Invisible wires keeping us apart
So many choices
But they're all disappointments
And they only steal me away from you
Climb into our private bubble
Let's get into all kinds of trouble

(chorus)
Slide over here let your hands feel the way
There's no better method to communicate
Girl stop your talking
Words just get in the way
I'll be your man


So baby come over
From the end of the sofa
I'll be your man
I'll be your man

(verse2)
So many faces
Staring at their shoelaces
When all anyone want is to be seen
So tonight let's be honest
We all want to be wanted
And darlin' you've got me wantin' you
Everything that I'm trying to say
Just sounds like a worn out cliche

(chorus)
Slide over here let your hands feel the way
There's no better method to communicate
Girl stop your talking
Words just get in the way
I'll be your man


So baby come over
From the end of the sofa
I'll be your man
I'll be your man

(bridge)
What are we all looking for?
Someone we just can't ignore
It's real love dripping from my heart
You've got me tripping
What are we all looking for?
Oooooh....

(chorus)x2
Slide over here let your hands feel the way
There's no better method to communicate
Girl stop your talking
Words just get in the way
I'll be your man


So baby come over
From the end of the sofa
I'll be your man
I'll be your man
I'll be your man
I'll be your man
I'll be your man
I'll be your man



(verse1)
たくさんの誘惑や
たくさんの雑音が
目に見えない糸となって僕らの邪魔をする
君以外の選択肢なんて山ほどあったさ
でもそんなのはみな期待はずれで
僕を君から遠ざけるだけの邪魔者なんだ
だから二人きり秘密の空間に閉じこもってさ
トラブルだらけの航海でもいい、全部楽しんじゃおうよ

(chorus)
こっちへ来てさ、その手に僕らの未来を感じよう
わかりあうのにこれ以上の方法なんてないさ
お嬢さん、おしゃべりはそこまでだ
言葉なんて邪魔になるだけ
僕が君の運命の人になるよ

さあ、ソファーの端に座っていないで
こっちにおいでよ
僕が君をまもるから

(verse2)
たくさんの人がいるけれど
みんなうつむいてばかりじゃないか
そんなみんなも、振り向いて欲しいと思うならさ
今夜は正直になろうよ
誰もがみんな必要とされたいいんだ
そして愛しい人よ、僕は君が必要なんだ
言葉にして君に伝えようとすると
全部ありふれた決まり文句になってしまうよ

(chorus)
こっちへ来てさ、その手に僕らの未来を感じよう
わかりあうのにこれ以上の方法なんてないさ
お嬢さん、おしゃべりはそこまでだ
言葉なんて邪魔になるだけ
僕が君の運命の人になるよ

さあ、ソファーの端に座っていないで
こっちにおいでよ
僕が君をまもるから

(bridge)
僕らが探し求めているのは何だとおもう?
「どうしても心惹かれる誰か」さ
僕の心から溢れるこれは本物の愛だよ
もう君以外見えないんだ
これ以上、何を探し求めるんだい?

(chorus)x2
こっちへ来てさ、その手に僕らの未来を感じよう
わかりあうのにこれ以上の方法なんてないさ
お嬢さん、おしゃべりはそこまでだ
言葉なんて邪魔になるだけ
僕が君の運命の人になるよ

さあ、ソファーの端に座っていないで
こっちにおいでよ
僕が君をまもるから

隠しきれない不安と弱さ

 今回の曲は「強気」と書いたものの、実は女々しい部分がだだ漏れになっています。 
 「失恋?そんなの数えきれないよ」と言うほど失恋経験豊富なセンパイにあたる彼ですが、本当に自信があったらこんなに猛アタックはしませんよね。
 大人気シンガーとしての地位を築き上げ、なにが不満なのかと問いたくもなりますが、おそらく大きくなればなるほど離れ離れになってしまった心の距離や、名声とは反対に希薄になっていく人間関係もあるのでしょう。
 ぼくには「置いて行かないで」「ずっと僕のそばにいてよ」という彼の心の叫びが聞こえてくるように感じる一曲でした。

2015年5月24日日曜日

This Love (Maroon5)

【問】主人公の「変わらぬ気持ち」の内容を考察せよ

 Maroon5の二曲目です。前回紹介したSugarのような曲も好きですが、個人的には、彼らの持ち味が最も出てくるのがこの曲や「in your pocket」のようにシニカルでセンチメンタルな曲だと思います。
 僕がMaroon5を好きになるきっかけになった曲です。誰もが少なからず共感できる部分のある一曲ではないでしょうか。
 「結局この主人公の気持ちはどっちなの?」という問いに迫るのが国語科としてのプライドです。最後に考察をしますが、まずは曲を味わって、感性との共鳴を味わってみましょう。




(verse1)
I was so high I did not recognize
The fire burning in her eyes
The chaos that controlled my mind
Whispered goodbye as she got on a plane
Never to return again
But always in my heart

(chorus)
This love has taken its toll on me
She said Goodbye too many times before
And her heart is breaking in front of me
I have no choice cause I won't say goodbye anymore

(verse2)
I tried my best to feed her appetite
Keep her coming every night
So hard to keep her satisfied
Kept playing love like it was just a game
Pretending to feel the same
Then turn around and leave again

(chorus)
This love has taken its toll on me
She said Goodbye too many times before
And her heart is breaking in front of me
I have no choice cause I won't say goodbye anymore

(bridge)
I'll fix these broken things
Repair your broken wings
And make sure everything's alright
My pressure on your hips
Sinking my fingertips
Into every inch of you
Cause I know that's what you want me to do

(chorus)x3
This love has taken its toll on me
She said Goodbye too many times before
And her heart is breaking in front of me
I have no choice cause I won't say goodbye anymore

This love has taken its toll on me
She said Goodbye too many times before
And my heart is breaking in front of me
She said Goodbye too many times before

This love has taken its toll on me
She said Goodbye too many times before
And her heart is breaking in front of me
I have no choice cause I won't say goodbye anymore...



(verse1)
あの時僕は舞い上がってしまっていて
彼女の瞳の奥の炎に気付かなかったんだ
混沌に心が操られるまま
去りゆく君に「さよなら」を言ってしまった
もう二度と戻ることはないけれど
ずっと心の中に残っているよ

(chorus)
この愛が僕を蝕んで
その度に彼女は何度も別れの言葉を口にした
そのたび彼女の心は僕の目の前で壊れていったけれど
どうにもできないよ、僕の気持ちは君みたいにころころ変わらないから

(verse2)
彼女を「満足」させるために必死で尽くした
毎晩退屈させないように頑張った
でも彼女を満足させ続けるのは到底不可能で
まるでゲームでもするように愛を演じ
さも両思いであるかのようなふりをして
飽きたらまたどこかへいってしまうんだろう?

(chorus)
この愛が僕を蝕んで
その度に彼女は何度も別れの言葉を口にした
その度彼女の心は僕の目の前で壊れていったけれど
どうにもできないよ、僕の気持ちは君みたいにころころ変わらないから

(bridge)
壊れてしまったものは僕が直すよ
君の傷ついた翼を癒してみせる
なにもかも元通りにしてみせるさ
君を強く抱きしめて
君のあらゆる全てを愛すよ
それこそが君が僕に求めていたものだって、今ならわかるから


(chorus)x3
この愛が僕を蝕んで
その度に彼女は何度も別れの言葉を口にした
その度彼女の心は僕の目の前で壊れていったけれど
どうにもできないよ、僕の気持ちは君みたいにころころ変わらないから

この愛が僕を蝕んで
その度に彼女は何度も別れの言葉を口にした
そうして僕の心も壊れていったけれど
どうにもできないよ、僕の気持ちは君みたいにころころ変わらないから

この愛が僕を蝕んで
その度に彼女は何度も別れの言葉を口にした
その度彼女の心は僕の目の前で壊れていったけれど
どうにもできないよ、僕の気持ちは君みたいにころころ変わらないから


それでも僕は、そんな君を愛そう

 これほどワンサイドな訳を書いてから考察もなにもないだろうという話ですが、一応解釈をしましょう。
 直訳していけば、「彼女は搾=取しては去っていく浮気者」で、「そんな生き方を自分でしておいて勝手に傷ついて、どうしろっていうんだよ」「彼女との恋=自分を消耗させるもの」という部分が目立ちますが、全体のコンテクスト・言葉の端々からは「彼女」に対する未練・愛情が滲み出ています。
 まとめるならば、
「君は僕の愛を消耗品として搾取してきた。そのことで君は当然に自分で自分を傷つけ、僕も傷つき、僕も別れの言葉を言ってしまった。でも僕の君を愛する気持ちはずっと変わらないし、今なら君の全てを受け容れるよ。」
といった感じではないでしょうか。

 「重い」「女々しい」と言ってしまえばそれまでですが、こんな風に一途で居られることこそが人間の弱さであり強さでもあると思います。

2015年5月19日火曜日

Let Me Down (No Use For A Name)

「孤独」は逃げ場か、それとも地獄か…

 この曲は大苦戦しました。訳自体はそれほど難しくないのですが、コンテクストの中で解釈を導くのに時間がかかりました。一週間もかかってしまいましたが、なんとか完成です。

 心に抱えた闇や後悔の過去が生き方を大きく変えてしまうことがあります。
 この曲に出てくる「彼女」は、さしずめ複数の男性と関係を持っていないと安心できない女性。自分を守るためについた嘘が、いつのまにか本物の自分を縛り付けてしまい、孤独を好むようで本当は暖かいつながりを探している。
 まるで人間の弱さと汚さの権化のような…
 それでも好きになってしまったら「僕が救いたい」なんて思ってしまいますよね。
 この主人公は果たして幸せになれるのでしょうか。



She's never alone,
because she's scared of what she might say to herself
Always drinking in the backroom of the bar where everyone turns in
A half-hearted grin

She won't be afraid
as long as that prescription keeps going through
And all the happy pills make her look like cardboard cut out of someone,
I use to learn from

But on the phone, she's telling everyone,
that there was a blue sky, she left behind
And there's a place that no one knows about,
Away from integrity she writes a book in her head that nobody will read

Whatever you say,
please don't talk about the time when she was young
Apparently that was a different person and so long ago it's strange to me,
there's no history

But there's a past and she's telling everyone It must be a garden,
that wouldn't grow with roots of shame,
Too sensitive to blame to herself as we watch he drown,
I can't save the queen without a kingdom or a crown

Somewhere in this lonely game of sympathy there is a selfish dream
That makes me sick
Standing on the high wire while you're on the ground
To you what is dangerous is safe and sound...
You let me down


彼女は決してひとりにならない
なぜなら彼女は、自分自身と向き合うことを怖がっているから
そしていつも、みんなが上辺だけの笑いを浮かべるBARのバックルームで呑んでいる*

彼女は取り巻きがいるうちは安心していられるけど*
その「幸せのクスリ」のせいで彼女はまるで自分の人生を失ってしまっているように見えるよ*
僕はずっと見てきたんだ

でも彼女は電話越しに*
「今までの私の人生は順調で、まだまだこれからだったけれど、それを手放してきたの」と語り歩く*
そして完成することのない、誰も読まない物語を描くんだ

何を話すにしても、昔の話なんてやめてくれよ
どうやら昔の彼女は今とは別人だったようだけど、
そんな彼女を全く知らないし、僕にとっての彼女に歴史なんてないんだ

けれど過去は存在するし、彼女はそれを語るんだ
「私の人生はこれからだった。でも悪い事情のせいで花は咲かなかったのだ」と*6
彼女の取り巻きがその話を熱心に聞いているのをみると彼女を咎める気にもなれない
地位(王国)も名誉(王冠)もない僕にはあの姫は救えないんだ

この孤独な同情のゲームのどこかに、僕を悩ませる自分勝手な夢がある
君が安全な地面だと思って立っているのは実は綱渡りのワイヤーで、
今の君にとっての「危険」こそが、安全で居心地の良いものなんだ
こんな君は僕を失望させるよ


*1 その場や上辺だけの都合の良い非日常的なバーという場所は「彼女」が暮らす世界のメタファー的表現で、そのバックルームで彼女は呑んだくれているわけですから、本心は現状に満足できず不貞腐れているのではないでしょうか。

*2 prescription =処方箋=彼女の言うことを都合よく聞き、上辺だけでも頷いてくれる人々 と捉えました。最近の言葉で言う「キョロ充」的な状態ですよね。

*3 cardboard cut out of someone = 厚紙でできた他人の切り抜き の文学的表現も捨てがたかったのですが、意訳しました。

*4 「電話越し」とはもちろん実際に電話をしているわけではなく、今で言うSNSに投稿している感覚でしょうか。

*5 blue sky =順調な人生 と捉えると、文脈もすっきりとおさまります。

*6 直訳すると「私の過去はきっと庭だった。でも過ちの根のせいで育たなかったんだ」という非常に文学的な表現になります。ここが一番悩みました。


心にグサリと刺さる忠告

 この「彼女」は典型的な悲劇のヒロイン、手近な人々との浅く好都合な繋がりを心の処方箋としています。
 嘘や見栄で固まってしまった今の彼女にとっては「安全」なのかもしれませんが、その人たちのhalf-hearted grinの下に隠された打算や下心を想像するとゾッとします。
 個人的には「僕」に共感する部分が大きいです。

 が、砕いていくと本当は「彼女=僕の弱い心」で、この歌詞は自分自身に向けた叱咤の言葉なのではないかと思わされる節もあります。
 「彼女」のことを批判し、救いたいと思う一方で「僕」には王国も王冠もないからと及び腰になっている「僕」こそ、「彼女」にとらわれ、自分の人生を失っているように思えるからです。そんな自分に失望している、なんて解釈は行き過ぎでしょうか…。

 一言で言うなら、あまりにも女々しい、かといって自分に心当たりがないわけでもない、そんな歌でした。


 どちらにせよ、「彼女」の饐えた心が少女のように救われ、誠実と真の愛に気づき、本当に愛してくれる人と一緒になれることを祈るばかりです。
(願わくば、それが「僕」であらんことを…、なんてね。)


 自分の弱くてズルくて汚いところと向き合った時、受け入れることと開き直ることは別物ですよね。

2015年5月13日水曜日

Bad Day (Daniel Powter)

楽譜の読めない「ピアノマン」

 雨で気分も沈みがちですが、たまには何も考えず純粋に洋楽から元気をもらうのもありですね。
 優しいメロディと美しい歌声、シンプルでわかりやすい歌詞。日本人からも大きな支持を得て「ピアノマン」の異名をとるまでとなった彼ですが、実は楽譜が読めなくて音楽大学をドロップアウトした過去の持ち主。
 彼の曲がシンプルなのに安っぽくならない理由はやはり彼の過去・人生の積み重ねの上にあるのでしょう。




(verse1)
Where is the moment we needed the most
You kick up the leaves and the magic is lost
They tell me your blue skies fade to grey
They tell me your passion's gone away
And I don't need no carryin' on


You stand in the line just to hit a new low
You're faking a smile with the coffee to go
You tell me your life's been way off line
You're falling to pieces every time
And I don't need no carryin' on


(chorus)

Cause you had a bad day
You're taking one down
You sing a sad song just to turn it around
You say you don't know
You tell me don't lie
You work at a smile and you go for a ride
You had a bad day
The camera don't lie
You're coming back down and you really don't mind
You had a bad day
You had a bad day


(bridge1)

Well you need a blue sky holiday
The point is they laugh at what you say
And I don't need no carryin' on


(chorus)

You had a bad day
You're taking one down
You sing a sad song just to turn it around
You say you don't know
You tell me don't lie
You work at a smile and you go for a ride
You had a bad day
The camera don't lie
You're coming back down and you really don't mind
You had a bad day


(bridge2)

Oh, on a holiday...



Sometimes the system goes on the blink
And the whole thing turns out wrong
You might not make it back and you know
That you could be well, oh that strong
And I'm not wrong



So where is the passion when you need it the most
Oh you and I
You kick up the leaves and the magic is lost


(chorus)

Cause you had a bad day
You're taking one down
You sing a sad song just to turn it around
You say you don't know
You tell me don't lie
You work at a smile and you go for a ride
You had a bad day
You've seen what you like
And how does it feel for one more time
You had a bad day
You had a bad day



Had a bad day
Had a bad day
Had a bad day
Had a bad day
Had a bad day

(verse1)
いつになったら僕らの時代はくるのかと
蹴り上げた落ち葉で現実に引き戻される君
最近、心も曇りがちなようだね
情熱もどこかへいってしまって
でも、そんなに無理して頑張ることもないさ

このままじゃさらに悪くなるのを待つだけだよ
頑張り続けるために、コーヒーを飲みながら造り笑い
人生が道から外れてしまって
自分がボロボロに崩れ落ちていく感じだろう
でも、そんなに無理して頑張ることもないさ

(chorus)
ツイてない日を過ごしてしまってさ
なんとか呑み込もうとして
状況を変えようと悲しい歌を歌う
「なんのこと?」ととぼけたり
「嘘じゃないよ」と強がったりしても
カメラに映る表情には嘘がつけないんだ
前をみてごらん、気に病むことなんてないんだから
ツイてない1日だったね…

(bridge1)
青空の下でちょっと一休みしようよ
みんなが君の言ったことを笑うんだよな
でも、そんなに無理して頑張ることもないさ

(chorus)

(bridge2)
歯車が噛み合わずにすべてがうまくいかない
そんなときもあるさ
抜き差しならない状態になって
うまくやれたのになんてそんなの強がりだよ
本当さ

君に、いや、僕らに一番必要な情熱は
どこに行ってしまったんだい?(まだあるはずだろう?)
さあ、落ち葉を蹴り上げて、幻想の時間は終わりだ!

(chorus)

逆境に負けない発想の転換

冒頭にも書きましたが、彼は音大を「楽譜が読めない」という理油でドロップアウトしています。世界的にここまでポピュラーなアーティストが、まさかですよね。
 「他人の音楽が読めないなら、自分の音楽を作るしかない」といって自分の道を突き進んだ彼。だからこそ彼の曲はただスウィートなだけじゃないんですね。
 声質的には「You're Beautiful」のJames Bluntと似ていますが、元軍人の彼の曲にも、深みや重みがあると思います。
 他人の成功と自分の失敗から学べ」というのが僕の持論ですが、そういった意味でも勇気付けられる一曲です。
 雨の後には青空が広がる、苦難や逆境の後にはもう一つ大きくなった自分が待っていると信じて頑張りたいですね。

2015年5月9日土曜日

Rude (Magic!)

娘の恋人 VS 頑固オヤジ

 一時、どこにいってもこの曲が流れていたことがありました。初めて聞いた時、思わずニヤけてしまったのを覚えています。
 男なら誰もが通るであろう道、「お嬢さんをください!」「やらんっ!」という応酬が鮮明に浮かんできます。両者の心情・必死さも察するに難くありません。
(どちらも経験したことはありませんが…笑)

 この曲には2種類のオフィシャルヴィデオがありますが、今回は思わずクスッときてしまうLirycヴィデオをお楽しみください。



(verse1)
Saturday morning jumped out of bed
And put on my best suit
Got in my car and raced like a jet
All the way to you
Knocked on your door with heart in my hand
To ask you a question
'Cause I know that you're an old fashioned man yeah yeah

(pre-chorus)
'Can I have your daughter for the rest of my life? 

Say yes, say yes
'Cause I need to know
You say I'll never get your blessing till the day I die
Tough luck my friend but the answer is no!

(chorus)
Why you gotta be so rude?
Don't you know I'm human too
Why you gotta be so rude
I'm gonna marry her anyway
Marry that girl
Marry her anyway
Marry that girl
Yeah no matter what you say
Marry that girl
And we'll be a family
Why you gotta be so rude

(verse2)
I hate to do this, you leave no choice
Can't live without her
Love me or hate me we will be boys
Standing at that alter
Or we will run away
To another galaxy you know
You know she's in love with me
She will go anywhere I go

(pre-chorus)
Can I have your daughter for the rest of my life? Say yes, say yes
'Cause I need to know
You say I'll never get your blessing till the day I die
Tough luck my friend cause the answer's still no!

(chorus)
Why you gotta be so rude?
Don't you know I'm human too
Why you gotta be so rude
I'm gonna marry her anyway
Marry that girl
Marry her anyway
Marry that girl
No matter what you say
Marry that girl
And we'll be a family
Why you gotta be so rude?

(bridge; pre-chorus)
Can I have your daughter for the rest of my life? 

Say yes, say yes
'Cause I need to know
You say I'll never get your blessing till the day I die
Tough luck my friend but no still means no!

(chorus)
Why you gotta be so rude?
Don't you know I'm human too
Why you gotta be so rude
I'm gonna marry her anyway
Marry that girl
Marry her anyway
Marry that girl
No matter what you say
Marry that girl
And we'll be a family

Why you gotta be so rude?
Why you gotta be so rude?


(verse1)
土曜の朝、ベッドから飛び起きて
とびっきりのスーツを着てさ
ジェット機みたいに車でぶっ飛ばすんだ
あんたの家までね
勇気を出して玄関のドアをノックする
そしてお願いするんだ
だってあんたはそういうのにこだわる古い人間だから

(pre-chorus)
「人生のパートナーとして、お嬢さんを僕にください」
さあ、Yesといってくれ、お願いだ
でもどうせいつもあんたはこう言うんだ
「俺が生きてるうちは祝福なんてしてやらん」
「残念だったな、友よ。ダメなものはダメだ!」

(chorus)
どうしてそんなに意地悪できるんだよ
僕だって人間なんだぜ?
どうしてそんな意地悪ができるんだ
なんとしてでも彼女と結婚するんだ
なんとしても彼女と結婚する
あんたがなんと言おうと
僕たちは家族になるんだ
まったく、どうしてそんなに意地悪ができるんだ

(verse2)
こんなことしたくないけど、あんたのせいでこれしかないんだ
彼女なしでは生きていけないんだよ
僕を愛するか、子供みたいに憎み合うのか
さあ選ぶんだ
結婚式の祭壇に立つか
あんたの知らない宇宙の果てまで
僕とあんたの娘が駆け落ちするか
わかってるだろ、僕と彼女は愛し合っているんだ
彼女はどこまでも僕と来てくれるんだぞ

(pre-chorus)
「人生のパートナーとして、お嬢さんを僕にください」
さあ、Yesといってくれ、お願いだ
でもどうせいつもあんたはこう言うんだ
「俺が生きてるうちは祝福なんてしてやらん」
「残念だったな、友よ。ダメなものはダメだ!」

(chorus)
どうしてそんなに意地悪できるんだよ
僕だって人間なんだぜ?
どうしてそんな意地悪ができるんだ
なんとしてでも彼女と結婚するんだ
なんとしても彼女と結婚する
あんたがなんと言おうと
僕たちは家族になるんだ
まったく、どうしてそんなに意地悪ができるんだ

(bridge; pre-chorus) + (chorus)


勝負の行方は…

わかりきっていますよね。笑。
 どこかで「若い時に女を泣かせてきた男には罰として女の子が生まれる。今度は自分の大事な娘が他の男に奪われる苦しみを味わうことになるのだ」みたいなことを聞いたことがありますが、それなら僕は泣かされてばかりですから、生まれてくるのは男の子でしょうか。笑
 友人に、お前は絶対に女の子が生まれたら骨抜きの親バカになるなどと言われたこともありますが、これなら安心です。
 いやまてよ…?
 その前に結婚できるかどうか、さらに根本的なところでは彼女ができるかどうかという重大な問題がありました…泣。