2015年8月23日日曜日

International you day (No Use For A Name)

伝説のロックバンドの涙なしには語れぬ一曲!  


 「Let Me Down」の後、我が敬愛する「No Use For A Name」のフリーリクエストを受け、今日まで温めてきました。いよいよ解放します。
 こんなに美しく、心にまっすぐ響く詩・歌声・メロディーを使いこなすロックバンドが、彼らの他にあるでしょうか?
 しかも、後に解説しますが、この曲にはもう一つのストーリーがあって、どちらも心の琴線にそっと触れてくる、彼らの心情になって聴くと涙が止まらない「最高のセンチメンタルナンバー」だと言えるでしょう。

 ボリュームのある記事になってしまいましたが、退屈はさせませんので是非とも最後までお付き合いください!

 まずはこの曲のメインストーリー(Love Song)を通常Ver.で味わってみましょう。




(verse1)
I'm sorry that it took so long to write this song
But I gave up
You see, one million words can't describe how it feels
To know your love

(pre-chorus)
Where did I go wrong?
I should have told you from the start
That I'm closer than you think when we're apart
Nothing that I've tried is as simple as this line

(chorus)
Without you 
My life is incomplete
My days are absolutely gray
And so I try 
To let your heart know for sure
That i have so much more to tell you 
Every single day

(verse2)
I swear I'm giving up my inside to the one
That I adore
I know this world is big enough for you and I
But I'll give you more

(pre-chorus)
I'm coming home today
To wipe the tear drops from your eyes
I'm totally enamored by your life
Nothing that I've done has ever been for one

(chorus)x2
Without you
My life is incomplete
My days are absolutely gray
And so I try
To let your heart know for sure
That I have so much more to tell you
Every single day

My life is incomplete
My rights are absolutely wrong
So wake me up
Before you leave today
Something I need to say
'cause there will be nothing 
When you're gone


メインストーリー(Love Song)
(verse1)
ごめんよ、この歌ひとつもなかなか完成させられなくて
でももう諦めたんだ
だってさ、君の愛を知った時のこの気持ちを伝えるのには
言葉なんていくらあっても足りないんだから

(pre-chorus)
僕はどこで間違えてしまったのだろう?
最初から、僕は君に伝えるべきだったんだ
たとえすれ違ったとしても僕は君の側にいるんだって
こんな単純なことすら僕ができなかったばっかりに

(chorus)
君がいないと 
僕の人生はどこか欠けていて
世界が色をなくし、モノクロの毎日なんだ
だから毎日の中で
君に伝えたい山ほどのことが
君の心に届けられるように
僕は変わってみせるよ

(verse2)
愛する君のために誠実であることを誓うよ
僕ら二人にこの世界は広すぎるけれど

君とならもっと輝くさ

(pre-chorus)
今日は帰ろう
そして君の涙を拭うんだ
やっぱり僕は君が大好きなんだ
今まで何一つ君のためにできなかったけれど

(chorus)x2

君がいないと 
僕の人生はどこか欠けていて
世界が色をなくし、モノクロの毎日なんだ
だから毎日の中で
君に伝えたい山ほどのことが
君の心に届けられるように
僕は変わってみせるよ

君のいない人生はどこか欠けていて
どうしても何か足りないんだ
だから今日出て行く前に
バカな僕の目を覚まさせてくれよ
本当は伝えなきゃいけないことがあるんだ
だって君が行ってしまったら
僕には何も残らないんだから


もうひとつの「International you day」


 ラヴソングとしてのストーリーに関しては、細かな意訳の部分はさておき、改まった解説は必要ないでしょう。
 2002年にこの曲がアルバム「Hard Rock Botton」に収録されていた時には、この切ないラヴソングが多くの人の心を掴みました。ヴォーカルのTony Slyが、親友のJoey Cape(Lagwagonというバンドのヴォーカル)と二人でアコースティックアルバムを出した際にも、この曲は1曲目に収録されているほどです。

 ところが10年後、誰もが予想しなかった形でもうひとつのストーリーが生まれます。

 2012年、41歳という若さでTonyがこの世を去り、No Use For A Nameは解散になります。Tony死去の翌年、彼のトリビュートアルバムが発表されるわけですが(もちろん僕も輸入版を持っています)、その最後に親友Joeyがアコギで弾き語る「International you day」が収録されています。
 「親友よ、お前がいないと退屈なんだ…」というメッセージ。大学にいた時分にこのストーリーを知ってこの曲を聴いた時、涙が溢れてきました。
 一箇所だけ、Verse1の「your love」が「you're loved」と歌われているのは間違いではないでしょう。「お前の愛」ではなく「お前が皆からどれだけ愛されていたか」で正解だと思います。

 そしてもう一つ、実はこのトリビュートアルバムの最後にはいくつかボーナストラックが収録されていて、その最後の最後、大トリをつとめるのも「International you day」、これは歌なしのピアノVer.ですが、こいつも涙腺崩壊します。
 このピアノVer.はどうやらTonyの死後すぐにファンがyoutubeに投稿したものをそのまま音源として使っているようで、感情の波が押し寄せてくるような演奏です。
 親友からも、ファンからも、彼がどれだけ愛されていたのかがわかりますね。


考察〜どうしてこんなに心に響くのか〜

3つの動画を紹介していますが、どれも心に響くものがあると感じる方は少なくないはずです。きっと単なる詩の朗読ではなく、心の底から伝えたい思いを純粋にぶつけて表現しているからなのでしょう。所謂「地で行く」というやつですね。
 僕もここ半年以上「incomplete」で「absolutely gray」な毎日を過ごしていますが、例えば大切な人に大切な気持ちを伝えようと思った時、今までそういったものを上手に出来た験しはありませんが、この記事を書きながら「方法じゃなくて中身なんだな」ということに気付いたので、とりあえずは中身を磨くべく日々精進しようと思いました。

…って、作文かっ!笑

 張り切りすぎて長くなってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。m(_ _)m

2 件のコメント:

  1. 今更申し訳ないのですが、どうやらピアノを弾いていたのはTonyの実の弟のようなんです。私も聞きかじっただけで少々信ぴょう性に欠けますが、、。

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    1. コメントを残されている方がトニーの兄弟であって、演奏された方ではありません。

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