2016年1月14日木曜日

Dangerous (David Guetta feat. Sam Martin)

一曲に閉じ込められた大きなドラマ


 今年はどんな一年にしたいかと聞かれ、丁度この曲が思い浮かびました。
 歌詞だけ追っていると一見薄っぺらい粋がった兄ちゃんな感じがしますが、背景を知ってからMVを観ると大きなドラマを感じることができます。

 F1のライバル争いで最も有名なのはアイルトン・セナV.S.アラン・プロストやジェームズ・ハントV.S.ニキ・ラウダ。F1が最も危険なスポーツだった時代に、文字どおり【命をかけて】首位争いを繰り広げたレーサーたちです。中でも、1976年に富士スピードウェイの最終ステージでフィナーレを迎えた「野生的でド派手な遊び人のハント」と「冷静で理論的な人間コンピュータのラウダ」の物語は最近「rush」という映画にもなりました。

 自分で「詳しい」などとは到底言えませんが、サーキットでお遊びくらいのことはする人間の端くれとして、映画を観た当時は大きな興奮を覚えました。

 映画やモータースポーツについて語り始めると止まらなくなってしまいますし、僕の言葉では安っぽっくなってしまう気がするので詳細は控えますが、この物語をご存知の方には、このMVが二人の物語そのものであることがわかっていただけると思います。

 収拾のつかなくなってきた話は後でまとめるとして、まずは7分間のレーサーの世界へ飛び込んでみましょう!(「長ぇよ!」という方は曲だけのradio edit Ver.をどうぞ)



(Full Ver.)




(radio edit Ver.)



(verse1)
You take me down
Spin me around
You got me running all the lights
Don't make a sound
Talk to me now
Let me inside your mind

(pre-chorus)
I don't know what you're thinking sugar
But I just got that feeling sugar
I can hear the sirens burning
Red lights turning
I can't turn back now
So hold on tight

(chorus)
I don't know where the lights are taking us
But something in the night is dangerous
And nothing's holding back the two of us
Baby this is getting serious
Oh oh oh
Detain The Dangerous
Oh oh oh

(verse2)
Show me your soul
I gotta know
Bet that you're beautiful inside
Toes on the glass
Car moving fast
Come take the wheel and drive

(pre-chorus)

I don't know what you're thinking sugar
But I just got that feeling sugar
I can hear the sirens burning
Red lights turning
I can't turn back now
So hold on tight

(chorus)
I don't know where the lights are taking us
But something in the night is dangerous
And nothing's holding back the two of us
Baby this is getting serious
Oh oh oh
Detain The Dangerous
Oh oh oh
Dangerous

(bridge)
It's dangerous, so dangerous
I wanna do it again
Come on baby
It's dangerous, so dangerous
I wanna do it again
It's dangerous, so dangerous
I wanna do it again

(chorus)
I don't know where the lights are taking us
But something in the night is dangerous
And nothing's holding back the two of us
Baby this is getting serious
Oh oh oh
Detain The Dangerous
Oh oh oh
Detain The Dangerous




(verse1)
お前にやられて
振り回されて
もう赤信号ですら止まれない
雑音を振りまくのはやめて
おれと向き合ってくれよ
本当の気持ちを教えて欲しいんだ

(pre-chorus)
お前が何を考えているのかなんてわからないよ
でもこれだは感じるんだ
サイレンが鳴り響き

スターティンググリッドに灯が点いた
もう後戻りはできないんだと

だからしっかりつかまっていろよ

(chorus)
このコースの終着点はわからないけれど

今夜は危険な予感がするんだ
二人を邪魔するものは何もない
マジになってきちまっ
たよ
さあ
危険なスリルに身を任せるんだ


(verse2)
魂を見せてくれよ
わかってんだぜ
掛けてもいい、本当のお前は美しいんだ
ガラスの上を行くようなギリギリのスリルで
マシンをぶっ飛ばすんだ
さあ、ステアを握って、やってみろよ


(pre-chorus)
お前が何を考えているのかなんてわからないよ
でもこれだは感じるんだ
サイレンが鳴り響き

スターティンググリッドに灯が点いた
もう後戻りはできないんだと

だからしっかりつかまっていろよ

(chorus)
このコースの終着点はわからないけれど

今夜は危険な予感がするんだ
二人を邪魔するものは何もない
マジになってきちまっ
たよ
さあ
危険なスリルに身を任せるんだ


(bridge)
危険だぜ、ヤバいくらいに
やめられないんだ
さあ、お前もこいよ
この危険なスリルにやみつきなんだ

もうやめられない

(chorus)
このコースの終着点はわからないけれど

今夜は危険な予感がするんだ
二人を邪魔するものは何もない
マジになってきちまっ
たよ
さあ
危険なスリルに身を任せるんだ

俺が行くのは
このデンジャラスな道なんだ



それぞれの「detain the dangerous」

 派手な野生児V.S.冷静沈着な人間コンピュータという構図から考えれば当然にして「対極にある二人」の物語だと捉えることができますが、主題にあたる「detain the dangerous」という意味では、この物語は「dangerous V.S. safe」ではなく「dabgerous V.S. another dangerous」であると解釈した方がすっきりするでしょう。
 あくまで危険や恐怖を克服する方法・アプローチの仕方が違うだけなんだと私は思います。

 大切なのは逃げない・目をそらさないこと。「detain the dangerous」という根本的な姿勢であり、自分もこのチャレンジ精神を持って臨まなければ、更なるステップアップは望めないだろうということで、冒頭の書き出しに至ったわけです。笑

 仕事もプライベートもchallengingな一年になりそうな予感ですが、本ブログの方も頑張ってまいりいますので、本年も変わらぬ応援のほどよろしくお願い致します。