UKチャート1位を独占した大ヒット曲!
まだまだ続くよリクエスト曲!歌詞だけ観ると、誰もが恋愛ソングだと騙されます。 しかしやっぱりこの曲は、MVを見てこそですよね。日本で撮影され、当時大きな話題にもなりました。
そしてこの衝撃的なMVを見れば、誰もが最初のイメージを覆され、頭の中が「???」状態になってしまいます。ラストなんて鳥肌モノですよね。笑
さあ、皆さんはこの曲、どう解釈しますか?
ヒント:MVの各所に現れる外人4人が「Clean Bandit」のメンバーで、彼らにはヴォーカルがいません。毎回フィーチャーするアーティストがそれぞれヴォーカルを務めます。
(Verse 1)
We're a thousand miles from comfort
We have travelled land and sea
But as long as you are with me
There's no place I'd rather be
I would wait forever
Exulted in the scene
As long as I am with you,
My heart continues to beat
(Pre-Chorus)
With every step we take, Kyoto to The Bay
Strolling so casually
We're different and the same, gave you another name
Switch up the batteries
(Chorus)
If you gave me a chance I would take it
It's a shot in the dark but I'll make it
Know with all of your heart, you can't shame me
When I am with you, there's no place I'd rather be
N-n-n-no, no, no, no place I rather be (3x)
(Verse 2)
We staked out on a mission to find our inner peace
Make it everlasting so nothing's incomplete
It's easy being with you, sacred simplicity
As long as we're together, there's no place I'd rather be
(Pre-Chorus + Chorus x2)
〜解釈〜
(verse1)
今のぼくらは快適とは程遠いし
色々な経験をして旅してきたけれど
君が一緒にいてくれるなら
他に行きたいところなんてないよ
いつまでだって待つよ
それすらも幸せなんだ
君と一緒にいられる限り
僕の心は高鳴り続けるんだ
(pre-chorus)
一歩ずつ、京都から東京湾までの道のりを
散歩をするように歩むんだ
いいこともすれ違いもあるけれど
君を特別な名前で呼ぶ*と心は高鳴るんだ
(chorus)
チャンスをくれたらモノにしてみせる
無謀な挑戦だとしてもやってみせる
わかっているから、君は僕の味方だって
一緒に居られるなら、他に行きたいところなんてない
他に行きたいところなんてない、君の隣が一番なんだ(x3)
(verse2)
僕たちは心の安らぎを探してやっと勝ち取ったんだ
ずっと一緒にいよう、すべてがうまくいくさ
君と一緒にいると安心するし、飾らず無邪気にいられる
僕ら一緒にいる限り、他に行きたいところなんてない
(pre-chorus + chorus)
*「ハニー」とか「my sweet」といった、恋人同士の呼び方でしょう
MVと曲の真意にせまる
このMVを恋愛ソングとしたら、恐ろしいストーカーになってしまいます。せっかくの素敵な歌詞が台無しです。実際、このMVには向こうでもかなりの批判があったようです。
しかし、「Clean Bandit」というアーティストのスタイルに注目すると一つの解釈が紡ぎ出されることにお気付きでしょうか?
始めのヒントにも記しましたが、彼らはヴォーカルを持ちません。作中に主人公につきまとうように出てくる彼らです。彼らにとって一番の居場所は、MVにも出てくるように、ステージですよね。
ここまで判ればお気付きでしょう。「you=ヴォーカル」という解釈に。
そう、この曲は「Clean Bandit」が「Jess Glynee」というアーティストに贈る、音楽家としてのlove callだと考えると、すべてがしっくりおさまりませんか?
もちろん、解釈なんて受け手の数だけありますし、どんな解釈をするかは自由です。一介の国語科教諭の解釈が、みなさんの洋楽の世界を歩く目印の一つになれば幸せです。
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