2015年10月4日日曜日

Only Yesterday (Carpenters)

またまた大いに悩んだリクエストでした。笑


 友人「カーペンターズで一番お勧めな曲を!」
   「あ、Top of the WorldとYesterday once more以外で!」

 僕「」

 もうね、デコピンしてやろうかと思いました。カーペンターズの「My Song」はこの2曲でしょ!

 とはいうものの、大好きなカーペンターズですので、お勧めな曲はたくさんありますが、上記2曲を除けば入り口としてお勧めなのは「Superster」か「Only yesterday」です。
前者はカヴァー曲ですので、今回は後者にしました。

 こいつで心を掴んで、最後は「I need to be in love」でトドメをさしてやりましょう。(最高の一曲です!後日紹介します)

 今回の解説では、「I love you」と「愛してる」の違いというちょっぴり壮大なテーマに関して考察しちゃいます。笑

 長いです!
 毒にも薬にもならないお話ですが、ちょっと本気を出したので、ぜひお付き合いください!笑




(verse1)
After long enough of being alone
Everyone must face their share of loneliness
In my own time nobody knew
The pain I was goin' through
And waitin' was all my heart could do

Hope was all I had until you came
Maybe you can't see how much you mean to me
You were the dawn breaking the night
The promise of morning light
Filling the world surrounding me
When I hold you

(pre-chorus)
Baby, baby
Feels like maybe things will be all right
Baby, baby
Your love's made me
Free as a song singin' forever

(chorus)
Only yesterday when I was sad
And I was lonely
You showed me the way to leave the past 

And all its tears behind me

Tomorrow may be even brighter than today
Since I threw my sadness away
Only yesterday

(verse2)
I have found my home here in your arms
Nowhere else on earth I'd really rather be
Life waits for us
Share it with me
The best is about to be
So much is left for us to see
When I hold you


(pre-chorus)
Baby, baby
Feels like maybe things will be all right
Baby, baby
Your love's made me
Free as a song singin' forever

(chorus)
Only yesterday when I was sad
And I was lonely
You showed me the way to leave the past
And all its tears behind me

Tomorrow may be even brighter than today
Since I threw my sadness away
Only yesterday




(verse1)
長い間一人ぼっちでいると
誰もが嫌でも自分に与えられた孤独と向き合わなければならないの
だから私の耐えてきた痛みや苦しみは他人にはわからないし

もちろん他人の孤独も私にはわからない
救いを待つこと、私にはそれしかなかった

あなたと出会うまで、私にはただ祈ることしかできなかった
あなたが私にとってどれだけの存在か、あなたにはわからないでしょうね

寂しい夜を終わらせてくれる朝日のようで
希望の夜明けをもたらしてくれる力強い存在
私の世界が満たされていくの
あなたと抱き合うと

(pre-chorus)
ああ…
なにもかもがうまく行くって思える

ああ、愛しいあなた
あなたの愛が私を解き放ってくれたの
永遠の歌のように

(chorus)
ほんの昨日まで
私は悲しみと孤独の中にいた
あなたが前へ進むことを教えてくれた
悲しい涙も、もう置いてきたわ

明日はもっと素敵になるでしょう
悲しみなんて捨ててしまったもの
あなたに出会えた、ほんの昨日のことよ

(verse2)
居場所が見つかったの、ここよ、あなたの腕の中

この地球のどこよりもここがいいの
素晴らしい人生が私たちの前に広がっている
一緒に分かち合いましょう
ほら、とびっきりが始まるわ
分かち合っていく景色が山ほどあるの

あなたと抱き合うと

(pre-chorus)
ああ…
なにもかもがうまく行くって思える

ああ、愛しいあなた
あなたの愛が私を解き放ってくれたの
永遠の歌のように

(chorus)
ほんの昨日まで
私は悲しみと孤独の中にいた
あなたが前へ進むことを教えてくれた
悲しい涙も、もう置いてきたわ

明日はもっと素敵になるでしょう
悲しみなんて捨ててしまったもの
あなたに出会えた、ほんの昨日のことよ




「I love you」と「愛してる」の違い



 愛しいとか、愛してるとか、洋楽のI love you.」「I miss you」を対訳しようとすると、曲のイメージに対して若干安っぽくなってしまうことがしばしば起こります。
 今までも度々、文化的な下地の違いに起因する言葉のニュアンスの違いに関して取り上げてきましたが、その違いが最も顕著で、また難しいのがこの言葉です。
 辞書的には全く同じ意味のこの二つですが、僕らがそれを口にした時、その意味合いや波及的効果は全く異なります。

 英語をはじめ、欧米の文化圏においては「I love you」や「Je t'aime」といった言葉は恋人の間では「おはよう」と同じくらいに日常的で、「常に言うべき・当たり前」のフレーズです。
 反対に、日本語圏の文化では「愛してる」なんて滅多に言わない人の方が多いですよね。

 これを「日本人はシャイだから」と一言で片付けてしまうのは、あまりにも乱暴で文化に対する敬意を欠いた解釈でしょう。
 遥か万葉の時代より「恋」と「愛」に対して間接的・婉曲的な美しさを詠い、「思ふ」ことと、そこにある「もののあはれ」を尊んできた私たちの文化においては、「愛してる」という言葉は、滅多に口にしないからこそ、その精神性のなかで重みのある言葉として価値を築いてきたと言えるのではないでしょうか。

 だから僕はなるべく「I love you」「I miss you」「愛してる」とは訳さず、また同じように、他のフレーズに対しても文化的下地の違いとそのなかでの意味合いの違いに気をつけて解釈をする努力をしていますが、これがまた難しいのです。
 偉そうなことを言っても、ほとんどできていないのが現状です。

 なんとなく、このブログを通して僕がしたいことがおわかりいただけたでしょうか?
 どのみち素人の「ひとり旅」なので、これからも肩の力を抜いてゆるーくご一緒に楽しんでいただけたらと思います。


 言葉とは、「思い」をのせ「文化」と「背景」を背負い、心から心へと伝わるものです。
 そのことを忘れず、たとえばいつか世界で一番大切な人に、とびっきりの「愛してる」が伝えられるような生き方をしていきたいな…。なんて、ちょっとロマンチックな台詞で、収拾のつかなくなってきたこの毒にも薬にもならない話を締めくくりたいと思います。

 今日もお付き合いいただき、ありがとうございました!

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